チーム対抗戦-14
ものすごい勢いで魔力の塊が飛んでくる、クラックメイドの誰かがこちらに投げてきたものか⁉
・・・・・・いや早すぎだろ、感知して考えている間にここまで飛んで来てる
ヘマタイトの背後に炎を凝縮して作られた槍が残り数cmまで迫っていた
どうする?弾くか?避けるか?
いや、どっちもやる必要はなさそうだな
ヘマタイトが見た先には自分の斜め前まで来て剣を持ち弾こうとしているアメジがいた
「頼んだぜ」
「任せなさい」
そういうと剣と槍が衝突しその衝撃波が木々を揺らし、少し競り合いアメジの剣が槍を飛ばした
「炎で作られた槍、赤髪のやつの仕業かもな」
立ち上がり槍にを少し離れた場所で構えを取る
地図を見ていないが分かる、もうすぐ来る確実に
「半分くらい正解かな」
と冷たい透き通るような声が聞えるのと同時に赤髪のメイドが現れ、槍のはしを右手で取り、そのまま下にいたアメジに振り下ろす
さっきの衝突以上の衝撃波が木々を激しく揺らす
「投げたのも作ったのも私、でもあの槍をあの速度まで加速させたのはリリだよ」
このままじゃあアメジが確実に押し負ける、そう思い水の槍を作り攻める
一度近くの木まで飛んで、そこから赤髪のやつの横まで飛び脇腹を狙う
それをみた赤髪のメイドが槍の先を爆破させ後ろに引く
「なかなかやるね」
そう言い槍を魔力に戻し、立てた人差し指を何かに合図をするように前に倒す、すると空に隕石が現れた
炎と土の混合魔法、ランク龍の隕石か
ならばこちらは土の蛇だ
土魔法で蛇を作り下から隕石を丸のみさせ、体内で爆発させる
「リリが言ってた通り手強いね」
そう言って地面に炎を叩きつけ爆発させる
やっぱり目くらましと魔力濃度を上げての探知妨害、からの他3人の奇襲が目的か
「ええ、なので私が1対1で片付けます」
なに⁉1対1かいったい次はどう来るんだ
「まさかあなたにこれを使うことになるとは思っていませんでした」
そういって砂埃を風魔法で払い説明を始める
「土魔法、クラス世界樹、天空の闘技場、敵対状態にある2人を強制的にこの中に入れる、どんな手を使っても周囲からの妨害は不可能、抜け出すには入れられたもののどちらかの気絶か死亡、もしくは圧倒的な力で壊さなければならない」
そんな魔法聞いた覚えがないぞ
「知らない、そんな顔をしていますね、それは当然これは私の母が作った魔法で公表してない、伝承魔法みたいなものですから」
「そうか、まあそんなことはどうでもいい、とにかくお前を倒せばいいんだろ?」
そう言いながら雷を凝縮して剣を作りリリへと近づく
「ええ、確かにそうですね」
そういい風を凝縮して2本のナイフを作りこちらへと近づく
こちらの攻撃範囲に入ったそのタイミングで左から右へと、右手で握った剣をリリへ向かって振る
それに対し一瞬も遅れずナイフ2本でそれを抑える
ドン!
その音のあと2人が数回軽く打ち合い、一度後ろへ飛ぶ
「なかなかやりますね」
「そっちこそ、なかなかやるな」
「クラックメイドのメンバーたるもの魔も武も強くなくてはいけませんので」
「さすがだな」
そういい両者武器を放り投げランク龍レベルの雷と風の魔法を放つ
魔法が衝突し広い闘技場内に風と電気、そして魔力が広がり、軽く砂埃が舞う
そろそろ本気で行くか
そろそろ本気で行きましょうか
「私の名はリリ・オペ、クラックメイド新チームリーダー、2年生4位、総合5位です。よろしくお願いします。」
「俺の名はヘマタイト・クリスタ、クリスタ家長男、1年生3位、総合27位だ、よろしく」
互いに魔法を発動する体制に移りながらそういう
そのとき2人は笑っていた




