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落ちこぼれ侯爵子息、神が作りし神と呼ばれる最強皇女に挑む  作者: きよグ
第一章クラフト高校編 第一幕チーム対抗戦編
3/110

ケーキバイキング

世界最強と呼ばれるネオプロトス帝国その首都プロトスは存在する国の物ならすべて揃うと、昔敵国を消す勢いで戦争し、実際にいくつもの国を消した帝国への恐れと、もう揃わぬという皮肉、そしてほぼすべてがそろうこの地への尊敬を込めそういわれる、ネオプロトス帝国首都プロトスにとうちゃーーく


門を通りすぐの場所にある広場、そこから延び、枝分かれしていく5本の大きな街道、広場の中心には門のほうを見る神様の石像4つが腰かけるとても大きな噴水があった


「どこか行きたい場所はあるか?ロラ」


「じゃあとりあえずスイーツ街かなー」


今にもよだれをたらしそうなほどの笑顔でそういう


「よしじゃあ、いつもと違う場所に行くのはどうだ?」


「いつもと違う場所?」


と首をかしげて聞いてきた


「ああ、いつも行く場所とは別の場所だ」


そう不敵な笑みを浮かべ返すと、少し不安になりながらも、そんな変なところではないだろうと思いつつロラが聞く


「どんなところなの?」


「お店の数とかは少ないんだが、面白いスイーツが多いらしい」


「行くか?」


そう聞くとさっきまでの不安そうな顔が消え、目を輝かせて満面の笑みで


「行く‼」と元気よくロらが返した


そこにとても、とても申し訳なさそうに、これからを起こることを考え冷や汗を流しながらヘマタイトに聞く


「ヘマ様、もしかしてそれは、西側にあるあの通りに並ぶスイーツ店のことでしょうか」


「まあ、そうだけど、なにかあるのか?」


それに対しなぜかレインの代わりにリビアが、いつものおっとりした顔から出るとは思えない量の冷や汗を出しながらも申し訳なさそうに答える


「そこのお店は2年前に全て取り壊されましたされました、健康的、精神的な被害を訴えるものが多く、多くの赤字と営業停止処分が下されたことで」


その瞬間、なぜだろうかとてつもなく嫌な予感がした、冷や汗が滝のように流れ、どんどん引いていき、顔も体も青白く変わっていった


おそらく今俺がするべきことは2つ、どこがダメだったのか言い、誠意を込めて謝ること、そして新しい提案をすること、この2つだ


まずはゆっくりと後ろを向き頭を下げて喋りはじめる


「下調べを怠り、誤った情報で大きく期待させてしまい申し訳ございませんでした」


そう心を、誠意を込めて謝り、顔を上げて


「そこで提案なんだけど、ケーキバイキングでも一緒にどうかな、おれのおごり」


「高級なところね」


そう笑顔でどこか怒りの感じられる笑顔で返してきた、まるで闇落ちした可愛い女神みたいだ


「もちろん」


かわいさからだろうか、涙が出てきそうだがそんな気持ちは押し殺してそう返し、ロラの選んだ高級店(貴族基準)に入った


まず個室に案内される、俺たちのためだけのケーキが沢山おかれた個室に、もちろんケーキは追加可能、椅子はフカフカ


「時間ってどれくらいあるんだ、レイン」


「大体3、4時間ほどあります」


「じゃあ3時間くらいにするか?」


「えー、4時間くらいがいい」


ロラに返されどうにか短くできないかという思いで


「いやでも・・・時間が」


といいながら目でレインとリビアに助けを求めるが、思いが届かなかったのかはねのけられたのか


「時間なら大丈夫ですよ、4時間後でも全然間に合います」


そう笑顔でメニューを見ていたリビアが応えてくれた、うん、ありがとう、なぜだか涙でいっぱいになりそうだよ


「じゃあ、すいません4時間お願いします」


「かしこまりました、それではごゆっくりお楽しみください」


その後、そこらのお店とは比べ物にならないくらい美味しいケーキを、いつもと変わらない環境で味わいながらたくさん食べた


とても幸せな時間でした、あとロラの機嫌が戻ったようでよかったです。


値段はまあ、聴かないでくれ、とりあえず言うとすごく高かった

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