アメジ参上
その後は特に手伝うこともなかったので街を見て歩いた
次の日、1人のお嬢様がこの町に訪れた、一見クールでも実際は乙女でお転婆な、黄金の髪を持つ寂しがりやなお嬢様が
「あら、久しぶりヘマ、ロラ、ライト、フェルノ、瑠璃先輩、こんなところで会うなんてね」
とヘマとロラの家を調べ、何か行く理由がないかと調べ、違和感を持たれないよう、しっかりここまでの祭り、ここからの祭りに参加できる日数無理やり開けてきたことを少しも悟らせないよう、屋台で買ったパスタを右手に、フーローラ様の仮面を頭の左上につけながら挨拶する
「めっちゃ楽しんでるなアメジ」
「なんか意外、期末の後の祭りではそんなにはしゃいでる感じなかったのに」
ここでアメジ、ロラに痛いところを突かれる普通なら、そう普通なら痛いところを突かれたんだ普通なら、アメジは普通ではない、当たり前だまだ15、今年で16の子供とはいえ上級貴族の中でも上の貴族だ、将来に向けてやらなければならないことが山ほどある、にも関わらず友達に遊びたいことを悟らせないようにしながら遊びたい、それを叶えるためにすべて蹴飛ばしたのだから
つまり普通じゃないこの面白女アメジはもちろんこれに対する策も持っている
「ああ、それはその、あんまり私のイメージに合ってないから恥ずかしいんだけどさ、実は私花神フーローラ様が大好きなの、童話でしか知らないんだけどね」
その場にいる誰にも疑わせない、恥じらいの演技でだます、だけではないなんとアメジこの嘘に一切隙を見せないために来訪祭でフーローラ様を迎えるエリアの過去10年の出し物、事件、出来事、フーローラ様の出る童話をすべて読破、そしてこの大量の情報のほとんどをたった数日で頭に入れている、ほんといかれてる何こいつ
「へえ~意外だな」
「ね」
ヘマの反応にロラがうなずく
そういやフーローラ様について何も知らないな、一応ここに住んでるわけだし勉強しといたほうがいいかもな
「なあアメジ、今度フーローラ様について教えてくれよ、おれここに住んでるけどそんな知らなくてさ」
「私も知らないかも、教えてアメジ」
そうヘマとロラがいうと縁起でも何でもない笑顔を浮かべながら
「うん、童話とかの内容しか知らないけど、それでよければ」
そう返す




