表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/44

1.カズとレイリアは研究所に向かっていた-あたしにも秘密、教えてくれない?-

全44話予定です


読んでくださって本当にありがとうございます!


レイドライバー 1,2,3,4,5 を読んでいない方は、お手数ですがそちらをお読みになってから今作をお読みください(前作からの続きものになります)


作者ページからご覧になれます↓

https://mypage.syosetu.com/2478453/



実は、もう一つの並行世界線という事で、ヒューマンシリーズという作品群を寄稿しています(全て完結済みです)

もしよければこちらも読んで頂けるととても嬉しいです!


ヒューマン 1 -繰り返される事件と繰り返す時間遡行-

https://ncode.syosetu.com/n2996hx/


ヒューマン 2 -再び繰り返される事件と再び繰り返す時間遡行-

https://ncode.syosetu.com/n8320hy/


【R-18】ヒューマン 3 -時間遡行によってもたらされたものは-(これだけR-18なので作者ページに載っていません)

https://novel18.syosetu.com/n2786ia/


ツイッターでも数日に一度、更新を呟いています

https://twitter.com/JohnD_72


曜日に関係なく毎日1話ずつ18:00にアップする予定です(例外あり)

※特に告知していなければ毎日投稿です


1話が大体1500文字前後ですので読み足りないかもしれませんが、スキマ時間にでも!


 カズとレイリアは、現場の指揮はクリスに一任して研究所に向かっていた。カズはゼロゼロを置いて来ていたが、レイリアの機体は修理と改修の為、トレーラーでカズたちとは別々に運ばれていた。


 機密保持の為である。


 レイリアは両腕が無くなった状態だったので、目隠しだけしてカズと一緒に車で向かっている。途中で乗り換えも予定されている。


「さて、レイリア」


 目隠しをされたままのレイリアにカズが話を始める。


「今回は大変だったね。腕の事は残念だった。だけど心配しないでほしいんだ、腕は義手にはなるけど必ずくっつけてあげるから」


 穏やかに話すカズに、レイリアは安心感を持っていた。


 ――カズなら、カズなら何とかしてくれる。


「具体的に話しておこう。これからとある機関にきみを連れて行く。そこで義手の手術と、ある手術、それからレイドライバーの修理を行うんだ」


「あたしはどこまで聞いていいの? カズを困らせたくないから、あらかじめ聞いておきたいの」


 そう言っているレイリアにはある程度の覚悟が出来ていた。カズはとても頼れる隊長だし、何より自分たちを一番に心配してくれる。だからこそ困らせない為にもあらかじめ聞いておきたいのだ。


「そうだね、それを話さないとこちらも次に進めないのも事実だ。レイリアはどこまで知りたい?」


 そう尋ねるカズに、


「あたしにも秘密、教えてくれない?」


 即答である。


 それは腕を失って、カズに応急処置をしてもらってからずっと考えていた。


 自分には何が出来るだろう? これだけのものを与えてくれたカズに腕が無くなった自分がどうやって恩返しできるだろう?


 恐らくお互いが探りあっているのだ。


「じゃあ、聞き方変えるね。クリスとトリシャはどこまで知ってるの?」


 と聞いたあとカズの返答が少し遅れる。


 それは、


 ――あれっ? 聞いちゃマズかったかな。


 とレイリアに自問させるだけの時間はあった。


 だが、


「いいかい、レイリア。きみは今から教える事に耐えられそうか、オレはそれが不安なんだ。もしかしたら[あの時、聞かなければよかったのに]と思うかも知れない。最初にこれだけは言っておく、話そうとしている内容は、人道的に見てももとても酷い事だ。それでも聞く気があるかい?」


 とカズは静かに語り掛ける。


 昔のレイリアなら、恐らく聞いたあとに[何て酷い事を]と憤慨したに違いない。それは彼女がまだ幼かったから。いや、今でもまだ幼いのだが、


「今なら何でも聞ける気がするんだ。それだけあたしはカズの事を信頼してる」


 迷わずそう言葉に出来るほどには成長したのだ。


 カズは直ぐにはレイリアの言葉に返さなかった。それはこの段階になってもまだ悩んでいるという事なのか。レイリアもせかしたりはしない。


 それでも、


「じゃあ、順を追って話そうか」


 やっと踏ん切りがついたようだ。


全44話予定です


読んでくださって本当にありがとうございます!


レイドライバー 1,2,3,4,5 を読んでいない方は、お手数ですがそちらをお読みになってから今作をお読みください(前作からの続きものになります)


作者ページからご覧になれます↓

https://mypage.syosetu.com/2478453/



実は、もう一つの並行世界線という事で、ヒューマンシリーズという作品群を寄稿しています(全て完結済みです)

もしよければこちらも読んで頂けるととても嬉しいです!


ヒューマン 1 -繰り返される事件と繰り返す時間遡行-

https://ncode.syosetu.com/n2996hx/


ヒューマン 2 -再び繰り返される事件と再び繰り返す時間遡行-

https://ncode.syosetu.com/n8320hy/


【R-18】ヒューマン 3 -時間遡行によってもたらされたものは-(これだけR-18なので作者ページに載っていません)

https://novel18.syosetu.com/n2786ia/


ツイッターでも数日に一度、更新を呟いています

https://twitter.com/JohnD_72


曜日に関係なく毎日1話ずつ18:00にアップする予定です(例外あり)

※特に告知していなければ毎日投稿です


1話が大体1500文字前後ですので読み足りないかもしれませんが、スキマ時間にでも!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ