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1子供を助けたら神様のマイ・ルームへ

 私こと、萩原舞香は小学6年生の受験に向けて頑張る女の子だった。あこがれの「塾友」もできて、結構頑張っていたところだったのに。あの車さえいなければ。

 私が歩道をてくてく歩いていると、子連れのお母さんに出会った。お母さんは自転車に買い物の荷物を乗っけているところだった。ほっておかれた子供、3、4歳かな?は、てけてけと交差点のところまで歩いて行ってしまった。もう、危ないなぁ。私が小走りで近づくと、子供は交差点の真ん中より少し手前のところまでわたってしまっていた。そこに響く不吉なエンジン音。私は走って交差点の真ん中まで飛び出し、子供を歩道に向けて突き飛ばした。けれど、そんなことしたら自分は無事でいられないわけで。視界が真っ暗になった。

 ここどこだろう。真っ白で、足元がふわふわしたところだ。天国?ちがうな、裁きを受けるところか。あ、でも裁くのって地獄で閻魔さまが裁くんじゃなかったっけ。あれ?ここどこだー?

「いろいろ考えてるところすみませんが、こんにちは。ようこそ。私のマイ・ルームへ!」

金髪碧眼のやけに容姿の整った男が手を広げて言った。

「あんたに歓迎されてもうれしくないっ!」

「まあまあ、落ち着いて。私は、地上の世界では神様と呼ばれる存在なのですよ?もうちょっと尊敬とか、ありがたさとか感じていただけないのですかね。」

「それで?私をその、あんたのマイ・ルームとやらに呼んだ理由はなに?」

そう。それが一番知りたい。


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