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11,あの子の三原則


「はうあっ!」


 今、ピィンッと来た。


 私の脳裏に何かとんでもない物が舞い降りた気がする。

 予感、予感だ。

 いや、天啓と言うに相応しいかも知れない。


 徐々にビジョンが鮮明になっていく。


 ……これは、今まさにサーガくんが素敵な触手と対峙している様な気がする。

 そして、ここから数十秒後にはサーガくんは触手に絡め取られ……

 数十分に渡るサーガくん触手陵辱ショーが始まる、そんな確かな予感ッ!


 絶頂に達したばかりで敏感になっている尻尾を無機質な動きで容赦なく責め立てられるサーガくん。

 その責めはサーガくんがどれだけ悲痛な叫びで懇願しようと止まる所か緩まる事すらなく、ひたすらサーガくんの尻尾や褐色の肌を蹂躙し続ける……

 止まることの無い快楽の濁流に飲まれたサーガくんは虚ろな瞳の蕩け顔……だらしなく開いた口からはもう「あー」と言う艶めかしい声しかこぼれない……が、それでもなお続く無数の触手による蹂躙行為……!

 更に星野先輩による視姦ッ……もうサーガくんの頭の中はグチャグチャ、何も考えられない、やめてと言う懇願は心の中ですら不可能になり、そして最後は自ら快感を……


 予感……いいえ、最早これは確定的な未来ッ!

 むしろそうであって欲しいんですよッ!

 しかも大好きな星野先輩の前で痴態を晒すと言う最高に倒錯的なシチュなぁのではァッッッ!?


 サーガくんには大変申し訳ないけど、私、すごく昂ぶってまいりました。


「!」


 動く、身体が動く。

 風邪のダルさなんて、もう感じ無い。


 私の煩悩が今、病魔を蹂躙し、人間の限界を超越した。

 これが、リミットブレイク……!

 スーパー賢者タイムと言うモノか。


 五感が、普段より鋭敏化している気がする。

 眼鏡を外しても問題無く活動できそうだ。

 空気の味が普段よりもよくわかる。

 少し離れた場所で焼き芋を焼いているのがわかる。

 下の階で兄ちゃんが録画していたアンビリバボーを見ているのも聞こえる気がする。

 ふむ、今回のアンビリバボーは驚愕の殺人事件系か……UMA関係の回で無いのならば興味無し。


「今の私なら、何でもできる……ッ!」


 窓を開け、より強い電波を受信する。

 サーガくんが胸熱な事になっている場所は……少し遠そうだ。


 兄ちゃんの電動自転車を借りよう。

 回路が焼ききれるくらい全速でペダルを漕いで、向かおう。


 いざ、私の理想郷アガルタへ。

 脳汁が全身の穴と言う穴から吹き出す様な、素敵な世界へ。





「質問を検知。命令実行を一時中断。回答します。この触手は防水加工が施されています。口に含んでも問題はありません」


 私の「舐めていい?」という質問に、触角の生えた真っ白な女の子は丁寧に答えてくれた。


 うぅぅぅん、なぁにあの子。

 超そそるんですけど。

 あの肌の色は明らかに普通じゃないし、触角だし、目なんか漫画でしか見た事無い様な白目と黒目の反転仕様。そして、袖の内から伸びる無数のメタリック触手……


 脳内会議を開くまでも無い。

 論ずるまでも無く、あの子はファンタ人外だ。


 状況から察するに、残念ながらサーガくんフィーバータイムは終わってしまった様だ。

 傍から見ても体の芯が火照ってるサーガくん最高……!

 あーあー……見てよアレ。あの生真面目な星野先輩ですらちょっと興奮してるご様子ですよ。

 頬が紅潮してるし、普段より心拍数多い様に聞こえるし、間違いない。

 星野先輩すら当てられてしまう程、サーガくんは艶かしく陵辱されたのか……あぁ、見たかった。


 しかし、人間を超越しつつある今の私でも、流石に時間は戻せない。

 仕方無いので、諦めよう。


 その分、あの子に良い夢を見させてもらおう。


「ニュープラスタ、よくわからんがアホに構うな。さっさとプログラムを……」

「凡人は黙ってなさい」


 ピーチクパーチクうっさい。引っ込め。


「んなっ……この凶羅星きらぼし様が凡人だぁ……!? テメェ、上等だ! おいニュープラスタ! 目標変更だ!」

「先程の命令の一時破棄、でよろしいですか」

「そうだ、んでもって、あのクソ眼鏡ジャージ部を……って、んなぁっ!?」


 男が何やら騒いでるが、気にしない。

 迅速に、私はニュープラスタとか呼ばれてた触手やら触角やらもうパーティ状態な彼女の目の前へ。


「な、何だ今の動き……目で、追えなかった……!?」

「ふ、笛地さん……相変わらずみたいだね……」


 まぁ確かに、今の私の動きは少し神懸かってるかも知れない。

 テンション最高潮だもん。

 人間の限界とか何それ美味しいの? 不味そうな響きだけど。


「問題無いって事は、舐めても良いのよね?」

「質問を検知。回答します。つまりそういう事になります」


 はい、許可が出ました。

 と言う訳で枯葉のベッドに押し倒しまっす。


「うぉおいニュープラスタァ! 何大人しく張り倒されてんだぁ!?

「第3条を参照。現在行われているアタッチメントアームへの接触行為は、第3条を適用すべき事態へ発展する可能性は無しと判断。第2条に従い、抵抗を放棄します」

「おぉぉいっ!?」

「あむ……ん……ちなみに、この触角の感度ってどれくらい? 上げたりできる?」

「質問を検知。回答します。現段階でのアタッチメントアームの感覚検知センサー感度は一般的な人間の指先の感度に設定してあります。最大値では俗に言う陰核と同等レベルの…」

「じゃあ、最大値まで引き上げなさい」

「命令を検知。第1条への違反を確認、無しと判断。第2条を参照。命令を受理します」


 あらヤだ、この子すっごく素直。


「ニュープラスタ! そんなアホな命令は聞くな!」

「命令検知、第1条への違反を確認、無しと判だ…ひぁっ……」

「ん、良い声……」


 命令の受理とやらが完了し、実行されたのだろう。

 私がメタリックな触手の表面を舌でなぞると同時、ニュープラスタちゃん…長い、ニュプちゃんでいいや。とにかく、ニュプちゃんの体がビクンと大きく跳ねた。


「あ、うぅあ……っ、っ!? め、命令を、あっ……じゅ……んあぁぁっ!?」

「おい、ニュープラスタ!? おい!? この、ニュープラスタを放っ…」

「い、今だ!」

「ぶげるぁっ!?」


 男が、見えない何かにぶん殴られてブッ飛んだ。

 多分、サーガくんの衝撃魔法って奴だろう。


 ま、どうでも良いや。


「っあ、い、ひゃぁっ!?」


 おーおー、サーガくん並に良い声で泣きますなぁ。

 これはドラゴンちゃんに次ぐ逸材の予感。

 と、言う訳で、他の触手も手でシゴいてあげよう。

 お口と両手による3点同時責めだ。

 確か、陰核と同等の感度なんだっけ? こりゃあすごいでしょうなぁ。


「っ…ぐっ……ひぃっ!? の、脳へ、のっ、想、定…許容量を越えるしげっ……あ、あぁっ刺激がぁっ!?」


 こら、ビクンビクンて暴れないの。

 と言っても、これは抵抗とかの動きじゃないな。

 快感が強すぎて、体が勝手に、って感じだろう。

 触手もめちゃくちゃに蠢いている。

 それでも、私にしゃぶられている1本とシゴかれている2本はあまり暴れない。

 まぁ、アレだろう。もっと念入りにして欲しいって事だろう。


 ふふふ、そんなに虐めて欲しいの? 可愛い触手だこと。

 お望み通りねっとりじっくりしっかり情熱的にしゃぶり舐め回しシゴき倒してあげよう。


「きゃ、にゃ、はっ……まっ、待っ……っぅあ!? め、命、令を……っ」


 ああ、人間に翻弄される触手娘……悪く無い。

 触手受けとか新鮮。

 触手が人間を責めるシチュは山ほど見てきたけど、まさかこの新鮮なシチュを自らが直接体験できる日が来るなんて……!

 ちょっと張り切っちゃおう。


 ほら、次はこっちの触手達だ。

 合間を見て星野先輩のそれに良く似た触角も指で弾いてみたり摘んでみたり、ちょっと引っ張ってみたり。


 あぁ、もう。腕も口も足りなぁい……!

 阿修羅になりたい……!


「め、い令を、た、だぁ、しきゅ……受理できまひぇん、や、あっ……っ~~~~!?」

「♪」


 うん、俄然楽しくなってきました。

 ほぁら、この、裏筋的な部分を細めた舌先でつつつーっと……


「ふぁぁっ!? や、ら、こりぇは、こにょ、刺激りょ、っ、うは、……あぅ、ん……っ!」


 絶頂が近いのか、呂律がどんどんおかしくなっていくな。

 うん、良い。すっごく良い。

 もっとみっともなく乱れてくれても一向に構わない。


 サービスだ。頬の汗も舐め取ってあげよう。

 うん、良い塩味。ちょっと人間のより塩味が薄い気もするが、生活習慣病への配慮だと考えておこう。


 あー涎もすっごいなぁ……うふふ、締まりの悪いお口にはお仕置きが必要だと思うのですよ……ふふふ、ふふふふ。

 別に「私のお口で蓋してあげる」と言う意味では無い。

 敏感な触手を自分でしゃぶっていただく、ってのも、中々良い絵では無いでしょうか?

 あ、でもまだ喘ぎ声を堪能したい。

 触手を自分でペロペロしていただくのはもう少し楽しんでからにしよう。


「や、だ、第3条参照ぉ…! こ、りぇ以上のし、げき…はぁっっ……危、険と判断しま、しゅ…! よ、っれ、安全…措置、ぷろぐりゃむを、さんしょおぉぉぉあっ……」


 ふと気になったんだけど、さっきから第1条やら3条やら、この子は何言ってるんだろう。

 それに、やたらロボットみたいな喋り方するのも気になる。


 ん? ロボット?

 あ、もしかして、ロボット三原則か?


 ロボット三原則、それはSF作家アイザック・アシモフさんとやらが提唱した物。

 昔、サイボーグな男の娘が性的なご奉仕を強要される漫画で取り上げていたのを読んだ事がある。


 ロボットに課せられる「人間への安全性の確保」、「命令への絶対服従」、「自己の防衛」の3要素を指す。


 1、人間に危害を加える行動を取らない。また、人間に迫る危険を看過し、間接的危害を及ぼす事も許されない。

 2、人間に与えられた命令には原則的に絶対服従。なお、この命令が1条目に反する場合は、その限りではない。

 3、1条と2条に反する恐れが無い限り、自分を守らなければならない。


 成程、だから命令を受理する時は「第1条への違反の有無」を確認した後、「第2条を参照」する訳か。


 ん? じゃあさっきの「第3条参照」ってのは……


「に、脳内機器にょうにゃいきき、保、護のたみぇ、じぇ、全、機能、を、あ、あ、あぁっ、うぁっ、ひぐ、ぁ……い、一時……スリープさせ、ま、しゅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」


 確実にイった。

 その手応えの後、ニュプちゃんは動かなくなった。

 瞼を閉じて、まるで眠っている様だ。


 成程、強すぎる刺激に対して、全機能を休止させる事で演算回路を守ったと言った所か。


 んー。可愛い声が聞けないのは残念だが、マグロも嫌いではない。

 続行。


「あ、あの笛地さん」

「ん? 何、サーガくん。一緒に責める?」


 丁度、手と口が足りないと思っていた所だ。


「そうじゃなくて、その、あの男の人もぶっ飛ばしたし、その子も動かないみたいだし、一旦……」

「あー……何か込み入った事情があると」


 まぁ、それもそうか。

 あの男とこの子は、サーガくん達を何らかの目的で襲ったと思われる状況だし。


「……サーガくん、お願い。あと5分」

「う、うん、わかった……」




 と言う訳で、10分後。


「……星野先輩はそのヌメロイドって奴で、この2人組は星野先輩を回収に来た、と」


 とりあえず、サーガくんの召喚した魔法の縄で男とニュプちゃんを拘束し、私は2人から事情を聞いた。


 状況は何となく飲み込めた。


 星野先輩はNUMEが開発を進めていたアンドロイドで、『人間らしい思考の獲得』を目的としていた。

 で、あの男は上司に『ヌメロイドを完成させた』と言う手柄を与えたくなかった。自分の物にしたかった。

 だから、星野先輩を『脱走後、死亡した』と見せかけて地表に落とした、と。


 ここまでが、10年前に起きた事。


 そして、この10年できっちり『目的』を果たしたであろう星野先輩を回収しに、こいつはやって来た。

 星野先輩から、『人間らしい思考』のデータと、そのデータの形成過程記録を抜き取るために。

 そのデータをあのニュプちゃんに移植して、『ヌメロイドを完成させた』と言う名声を我が物にしようとしていた…と。


「……私、馬鹿みたいだね。宇宙人でも無いのに……『家族の宇宙人』なんて見つけられる訳、無いのに……」

「……星野先輩」

「私、造り物、なんだね……」

「そんな、造り物だなんて……」

「……? っていうか、何でそんなに落ち込んでるんですか? 星野先輩」

「だって、私、人造人間、なんでしょ……? あなた達と違って、人の手で造られて……」

「…………?」

「笛地さん? 何で本気で『何言ってんだこの人』って顔してるの? 一応、星野先輩は今結構ナイーブな…」


 いや、だって……


「違うって、何がですか?」

「……へ?」

「私達だって人の手で造られた人間ですよ?」


 っていうか、人の手で造られて無い人間なんていないだろう。

 どう足掻こうが、人ってのは両親の手によって創造されるモノだ。

 その辺は、宇宙人だろうがアンドロイドだろうが、ただの一般人とはあまり変わらないはずだ。

 生物としての原則だと思う。


「子宮で育つか、試験管で育つか、程度の違いですよね?」


 そんなんで、何でそんな落ち込んでるだ。

 そんなに試験管が嫌いなんだろうか、星野先輩。

 理科の実験はストレスとの戦いだったのかこの人。


「い、いや、でもさ……体の構成とか……多分違うし……」

「その辺りは宇宙人だって似たようなモノでは」


 宇宙人だって、確証は無いけど、多分私達とは大分異なる細胞構成をしているだろう。

 宇宙人は良くてアンドロイドはダメな理由がわからない。


「脳に機械入ってるらしいし……」

「今の時代、心臓やらにペースメーカー等の機械をブチ込んで生きている人なんてごまんといますよ」


 人工臓器だって珍しくも無い時代だ。

 脳に機械は…確かに聞いた事ないけど、そう遠くない未来、そういう人も出てくるだろう。


「えぇと、触角、生えてるし……」

「サーガくんはどうするんですか。角に加えて尻尾まで完備ですよ」

「完備って……別に笛地さんのための設備じゃないよ……?」


 サーガくんは何を意味不明な事を言ってるんだろうか。


 大体、星野先輩の触角は宇宙人の証って事で、今まで問題無く付き合ってきたはずだろうに。

 アンドロイドの証だと判明した途端、何かが問題になるって事は無いだろう。


「お父さんやお母さんは……」

「空から降って来た宇宙人らしき少女をさらっと持ち帰る人達ですよね」


 実はアンドロイドでしたー、って程度で、何か態度が変わるとは到底思えないが。


「……あれ、大して問題無い……?」


 その通りである。


 宇宙人かアンドロイドかなんて、些細な事だ。

 私に取って重要なのは、触角が生えているか否か、ファンタ人外要素を持っているか否かである。

 極論を言えば、ただの人間だろうが触角さえ生えていれば私は押し倒す。

 むしろ、「ただの人間に生えてる謎過ぎる触角」とか心躍る部類だ。妄想意欲を掻き立てられる。

 ノープログレムどころか、グッジョブだ。


「あ、それに、先輩に関しては、むしろアンドロイドだった事で問題が1つ解決したくらいじゃないですか?」


 星野先輩は宇宙人では無く、人造人間。

 つまり、『元の家族』なんてのはいない訳だ。

 これで、今のご両親と何の気兼ねも無く暮らしていけるでは無いか。


 血眼になって宇宙人を探す必要が、無くなった訳だ。


「じゃあ、残る問題は……」


 そう言って、星野先輩が視線を向けたのは、未だに気絶&スリープ中の2人組。


「ニュプちゃんは私がもらうとして、あの男をどうするか、ですね」

「笛地さん? 何かおかしい気がするんだけど」


 何が?


 ま、とりあえず、だ。

 この男をこのまま開放すれば、またいつか星野先輩を狙って来る可能性がある。


 でも、警察に突き出してヌメロイド云々が公になるのも不味い。

 NUMEに星野先輩の存在を気取られるのは、非常に不味いのだ。


 NUMEからしてみればトップシークレットであり貴重な素体、この男の様に強引な手で、星野先輩を奪取しようとしてくる可能性がある。


 そして、NUMEは世間に秘密でスペースラボを建造する程の権力と金の力を持っている。侮れない。


「……この人を長期的に拉致監禁するのも面倒だし……殺人は倫理に反するし……」

「ねぇ笛地さん、いきなり発想が怖いよ……あと、拉致監禁も倫理に反するからね?」


 それくらいわかってる。

 私は一応、今まで自発的に法を犯した事は1度も無い。

 どれだけ欲求に駆られても、ギリギリで踏みとどまってきた。

 欲求が関係しない犯罪なんて、一考の余地すら無い。


「何か、この人の人生が終了するレベルの弱みが握れれば良いんだけど……」

「あ、そうだ。アリアトさんならどうにかできるかも」

「アリアト?」


 アリアトさんって確か……サーガくん家のお手伝いさん?


「アリアトさん、『呪い』に詳しいらしいから」

「呪いって……」

「昔、自分にかけられた呪いを解こうとして色々勉強したんだって」

「あの、アリアトさんとやらが呪いに詳しい理由より、呪いそのものについて説明が欲しい」


 私も星野先輩も頭上に?マークが浮かびまくっている。


「簡単に言うと、誰かの人生をブチ壊すのが目的の長期間持続魔法……かな? 『約束を破ると心臓が破裂しちゃう身体に変質させる』のとか……」


 サーガくん、私の発想が恐いとか言ってた君はなんなの。


「『特定の何かに干渉しようとすると、プチ不幸が起きまくってままならなくなる』、って呪いもあったはずだよ。こっちの代償も比較的軽く済むの」

「代償……」

「うん。その辺は『禁断魔法』にも近いね」


 禁断魔法とやらも気になるが、もう魔法関係は切り込めば切り込むだけ新単語が出てきそうなので止めとこう。

 あれだ。PCの専門用語について辞書を引いたら、その説明文が未知の専門用語で埋め尽くされてる感じ。


 素人は触れない方が良いだろう。



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