1.全ての始まりは一つの始まり
黒………
いやベンタブラックと言べきか……
孤独と言う言葉は疾うに忘れている
自分が何者であったか・・・それすら消えてしまいそうな…
森羅万象…
私は見つめている・・・…………………………………
高層ビル 大粒の雨が窓に叩きつけている中 怒号が飛ぶ
「ダぁリぃアーーー!」
顔面に手を掴まれ後ろ壁に叩きつけられる
「てめぇ!物なかにフィジークアルマ混じってんぞ!」
全裸で肌黒の筋肉質の男が息を粗めている
「ダリアよぉどぉーなってんだ今まで散々言ってきたよなぁ?」
「まさか!まじってるとは…」
「そーだよ!ガード展開され触れもしないまま指一本いかれたぞ!」
その男の指は刃物で切られ多様な傷で骨半分位まで到達しているようだ
「くそ!ふざけんな…」
「おい!処分しとけ!」
「はぃ!……」
「で…どちらぉ…」
目は血走り赤くほってった顔が更に赤くなる
「ブローカーにきまってんだろ!」
息を切らした男は一旦息を飲み冷静さを取り戻そうとする
「女は俺が処分するフィジークアルマと解った以上検品する必要はねえが…あの女…攻撃の物理再現は初めてだったのか?まあ…腹貫く迄犯して殺してやる」
男は商品を検品する為の部屋へ向かう…
ソコには薬で能力を強制的に底上げさせられた女性達が群がる様な形で寄り添っている彼女達の意識は朦朧としている…その一室にあるベットには手足を鎖に繋がれた女性…意識が朦朧とする中でも意識を保とうとする強い意志を感じるが…
「女ぁガード展開しても無駄だぜぇ…
そんな精神状況じゃあなぁ……なぁ?攻撃してみろよ」
男は嘲笑う
女性は揺らぐ意識の中 能力を発動しようとするも不完全に消えてしまう
「やっぱジェネラルだなぁ?所詮ジェネラル!
さぁ…この特製の物でイキり立つった俺様のタングステンをぶち込んでやる!」
女性がヒッと青褪める瞬間ボールの様なものが男の目の前 女の腹部の上に滴り落ちる…
「……。ダダ…ダリィアーー!?」
男は直ぐ様 生首が飛んできた方向へ視線を向ける!
薬で朦朧と群がる人塊の中に立つ人影があった…




