拝啓、かつて魔術を極めた君へ
大切な人が死んだ時、人は何を感じるだろうか。
悲嘆、虚無、失意。あるいは、信じられないと目を逸らす者もいるだろう。幾つもの感情が絡み合って、涙を流し、そして最後は皆同じ言葉にたどり着く。
――「どうか安らかに」、と。
黒いコートを着た青年は、誰に聞かせるでもなく呟いた。
「あんたは、いつになったら安らかな眠りにつけるんだろうな……姉さん」
☆。.:*
「おっちゃん、ホットドッグとコーラの氷ぬきで!」
「はいよ!食べてくかい?持ち帰る?おすすめはテラス席だ。天気もいいからな」
「いいねェそうする」
「よし、座って待ってな。すぐ持っていくよ」
軽快な注文とともに、青年は金を手渡した。店主の勧め通り、青年は閑散としたテラスの一角に腰掛ける。
空は雲ひとつない晴天。風も凪いでおり、空気も暖かい。暑すぎず、寒すぎず。なんとも心地のいい日だった。
「はい、お待ちどう」
「ありがと!……うーんこれはうまい」
鼻腔をくすぐる香ばしさ。思ったよりも大きく、食べがいのありそうな昼食に腹が鳴った。
辛抱たまらずかぶり付く。
熱々のソーセージから溢れる肉汁にケチャップの甘さとマスタードのパンチが絶妙なバランスだ。シンプルイズベスト。一直線にうまさが味覚を貫いてきて、青年は舌鼓を打った。
「はは!うまそうに食ってくれるね、作り甲斐があるってもんよ。……にしても兄ちゃん、ずいぶんでかいスーツケースだな、観光かい?まさか…………噂の魔術王じゃないだろうな」
ニッコニコの笑顔で食べる青年に、店主も大喜び。やはり食への感謝は笑顔に限る。
他に対応する客がおらず暇なのか、店主は別の席へ座り会話を続けた。しかしその顔は先の歓喜と一転して、疑うような探るような目つきだ。
それもそのはず、スーツケース片手にやってきた青年の服装はオーバーサイズのフードがついた真っ黒のロングコート。シャツもパンツも黒系統。いくら過ごしやすい気候だからといってあまりに季節とそぐわない。極め付けは片目を完全に覆うほどの長い前髪、それも悪目立ちしやすい白髪だ。端的に言って不審である。
「魔術王?まさか!」
店主の鋭い視線などどこ吹く風。青年は今日の昼食をペロリと平らげ、両手をあげて返答した。さながら物騒なものは持っていませんと言いたげだ。
「だよなあ、すまん!極悪非道の魔術王がこんなとこにいるわけないよな。ただの厨二病か!」
「それはそれで違うんだけど……」
豪快に笑う店主に苦笑いを返す青年。断じて、厨二病ではないと言い張る様子。
そんなことよりも青年には聞きたいことがあった。
「しっかし、ほんとに美味かったぜ?これ。なんでこんな閑散としてんのか謎なくらいだ」
「痛いとこ付くなぁ……今ちょっと街は忙しくてよ。飯どころじゃないんだと。どうにも、近くにドラゴンの死体があるってんで男衆で様子を見に行ったんだそうだ」
「おっちゃんは?」
「オレ?オレは店があるからなぁ」
言われてみれば、先程から通りを人が行ったり来たり忙しない。しかも、皆一様に鉈や斧といった武器になるものを持っている。なんとも物騒なことだ。
「でも死体だろ?何をそんなに慌ててるんだ」
「この街じゃあドラゴンは災いの象徴だ。死体なんて不吉を呼び寄せる塊でしかないんだよ。だからさっさと解体して捨てちまうのがいいのさ!まあ、まずは本当に死んでることを確認しに行かないといけねぇ」
「ふーん。ま、頑張れ!ご馳走様」
「おう。また寄ってくんな」
興味無さそうに反応した後、元気よく店主に手を振り店を後にした青年。昼飯にありつけたのなら次は宿探しだ。少し寂しくなった財布を眺めながらスーツケースを転がした。
「おっと、だいぶ金がヤベェ。安いとこ探さないと……っとォ」
「あうっ」
考え事をしながらぼんやり歩いていたのが災いしたのか、足に何かがぶつかった。それは小さな呻き声をあげて、乾いた地面に尻もちを着いた。
「げっ」
足元を見下ろすと、年端もいかない栗毛の少女が呆然とこちらを見上げていた。そのうち、彼女の大きな瞳からボロボロと涙が零れ落ちていく。
傍から見れば、不審な男が幼女を泣かせたようにしか見えないだろう。完璧に事案である。
「お、お嬢さーん?泣くな、泣くなって、俺が泣かせたみたいじゃねェか!」
オロオロと慌てて声をかける青年。どうにかして泣き止ませなければ、周りの視線がとても痛い。
「あ〜〜〜、ぶつかってごめんな。……えっと、親は?」
「いまはいない。皆お外に行っちゃった」
「例のドラゴン処理か……って、あァもう泣くなっつーの!」
少女は鼻水を垂らしながらある一点を指さした。色とりどりのポップが立ち並ぶアイス屋だ。この少女、図々しくもアイスをご所望である。
「買えってかテメェ…………しゃあねェ。買ってやるから絶対泣き止めよ」
「うん」
一部始終を見ていた露店アイス屋のお姉さんが、肩を震わせ笑いを堪えている。店先から見た子供の奇行に振り回される大人の図はさぞ滑稽なことだろう。ただでさえ心許ない財布がさらに軽くなってしまった。
お姉さんからアイスを受け取り少女に手渡す。青年は「じゃ!」と去ろうとしたが、なぜだか手首をガッチリ捕まれそのままベンチへ連行された。
(気まずい…………何も喋らないし……)
黙々とアイスを食べる少女を横目に見ると、涙はもう流れていなかった。子供が泣きやんだのであれば多少の出費は大目に見よう、と気持ちを切り替えた青年は少女に優しく声をかけた。
「で?君はなんで泣いてたんだよ。なんか悲しいことでもあったのか?叱られた?」
「ぐずっ…………ピイちゃんが死んじゃった」
「あ〜〜〜〜ペットか……」
鼻をすする少女の目が再び潤んだ。しかし、彼女はぐっとそれを我慢した。
「ペットじゃないよ。ただのお友達」
「そっか。それで悲しくなっちまったのね」
「うん……でもそれはしょうがないの」
「おっと意外と大人びてやがる」
「お葬式をしてあげたいんだけどね、一人でやろうとしたらママとパパがダメだって」
少女曰く、死んだことは仕方がないらしい。この歳で生命の生き死にを受け入れるとは、なんともませたお子様である。
アイスを食べ終え、スプーンを咥えたままの少女。青年は考え事をするように、少女の様子と慌ただしい大人達を交互に見た。
(街がこの様子じゃあ、ペットでもない動物の葬式開いてる場合じゃないもんな。かと言って、この子だけでやるにはまだ幼いし……)
やがて心配が勝ったのか、彼はベンチから立ち上がり少女に向かって手を差し出した。
「仕方ねェ!俺が手伝ってやる」
「ほんと?!」
目を輝かせる少女。アイスよりも嬉しかったらしい。ふわふわの栗毛を揺らし、青年の周りをぴょんぴょんはね回った。子うさぎのようでなんとも可愛らしい。
呆れたようにその姿を見守り、青年はにこりと笑って少女と目線を合わせた。
「ほんと。葬式は何回かやったことあるからな。鎮魂の言葉くらいは唱えてやるよ。ただし!誰にも言うなよ、親もダメだ」
「……なんで?誘拐するから?」
「しませんけれど?」
少女は元気になった途端急に生意気になった。否、初っ端からアイスを強請る辺り初めからクソ生意気であった。
しかしまあ、青年としては緘口令の理由を説明するよりも都合がいいので深くは否定しなかった。
「あ〜まあ、それでいいか。知らない人間について行ったって知られたら俺もお前も怒られる。それは嫌だろ?」
「やだぁ」
「よし、なら黙ってるよーに。んで?そのピイちゃんってのは今どこにいるんだ?」
「ピイちゃんはあっちだよ」
再び少女に手を引かれ、ピイちゃんとやらの元へ連れていかれた。青年は走りにくい体制のまま、通りを行き交う大人たちの波に揉まれるのだった。
☆。.:*
少女に連れてこられたのは街から少し離れた広大な草原。そこから見える天を突くほど巨大な木が立ち並ぶ森林の手前に、それはいた。
「ピイちゃんっつーから、俺ァてっきりニワトリかなにかかと思ってたんだがなァ…………」
少女が指さしたのは深紅の鱗が天光に輝く、羽の生えた蜥蜴のような生物。そこらの家より余裕で二回りは大きい――ドラゴンである。
「そりゃ親もダメだって言うわ」
何せこの街、ドラゴンは存在自体が不吉と伝えられるらしい。そんなモノの葬儀など許可するわけもない。
しかし少女にはそれが解せないと言う。餅のような膨れっ面で、ドラゴンに群がる大人達を睨みつけている。
「ピイちゃんだけお葬式できないの可哀想だよ。おじいちゃんも、お隣のおばちゃんもやったのに」
「そうだな。けど、一つ訂正だ。葬儀はさ、死んだ者のためにやるんじゃない。生きてそれを見送る俺たちのためにやるんだぜ」
誰に言ったのか、自分に言い聞かせるような青年の言葉に少女がハテナを浮かべる。
青年は優しく笑い、少女の頭に手を置いた。
「わかんねェなら今はいいよ。半分くらい俺の持論だし」
「ピイちゃん…………」
コロコロと感情を切り替える少女は、再び眠るように動かないドラゴンを眺め、悲しげに目を伏せた。
そんな子供の想いを知らない大人達は、何を危惧したのかドラゴンの上にネットをかけ始める。まるでどこかの国の童話。巨人を地に縛り付ける小人のような光景だ。
(あの様子だと明日には解体が始まるな……)
青年は意を決したように、スーツケースを握る手に力を込める。そして、少女に真剣な眼差しを向けた。
「葬式、ちゃんと挙げたいなら、やるのは今晩だ」
少女はキョトンとした顔で固まった。言われたことを一瞬理解できなかったらしい。
そして数秒の沈黙の後、彼女は恐る恐る青年を見上げた。その目には疑いと、確かな期待が込められている。
「できるの?」
「できるさ。月が綺麗に顔を出した頃、バレないように抜け出しといで」
「わかった!ねぇ、それまで何すればいい?持ってくるものは?」
「何もいらねェよ。お前がいればそれでいい」
キャッキャとはしゃぐ少女だったが、再びピタリと動きを止めた。と思ったら、油の切れたブリキのようにガタガタとこちらを振り返った。
「…………あ、の、そのぅ……お金…………あんまりないの」
「あ?」
「お葬式はお金が沢山必要だってママが言ってた。けど……」
少女の心配事は代金だったらしい。本当に幼いながらよく物事を知っている。余程あのドラゴンの葬式を行いたかったのだろう。きっと、一人で成し遂げようと色々調べたのだ。
しかしそれも杞憂に終わる。なぜなら青年が行う葬儀はなんの宗教にも関わらない、完全独自の異端な鎮魂。それに必要なのは金ではないのだと、彼が心の内に掲げるポリシーの一つだった。
青年は持っていたスーツケースに腰掛け、手をヒラヒラと仰ぐように振った。
「いらねェいらねェ。ただ、そうだな…………お前が一番綺麗だと思う花を同じ種類でいいから二輪、持ってきてくれればそれでいいよ」
「それだけ?」
「それだけ」
その時少女の目に映ったのは、柔らかな風に靡く青年の白銀の髪。常に隠れていた片目が一瞬だけ現れた。どこか遠くを眺めた双眸は、夢を見るように儚く、優しく、寂しげな色をしていた。
☆。.:*
月が登り、星が瞬き、梟と虫が合唱を始めた。
誰もが眠る真っ暗な世界。
青年はただ一人、スーツケースに跨って死んだドラゴンの顔を眺めていた。
「お前幸せ者だな。あんなに必死になって別れを告げたいって子がいるなんて…………一体何をしてやったんだ?なんて――」
帰ってくる言葉などない。そこに眠るのは、既に息を止め、現世に残された空の骸なのだから。
青年は静かに息を吐いた。昼間と違い、夜の空気は冷たく刺すように悲しい空気だった。
「お兄ちゃん!」
「よし、来たな」
ふと、背後から小さく、幼い声が聞こえた。
パジャマを着た少女が、白い花を握りしめていた。それは、いつか誰かが神聖と語った花。やはりこの少女、なかなかセンスがあると青年は感心した。
こんな夜中に抜け出したことなどないのだろう。少女はそわそわと落ち着かない様子だ。早いところ初めて、親にバレないうちに帰してやらねば。
「じゃあ、その花を持ってピイちゃんに近寄って。そんで、オレが背を向けたら持ってる花を一つあげるんだ」
「そしたらお葬式になる?」
「まだだな。いちばん大切なことが抜けてる」
青年は街の方角を一瞥し、スーツケースを開きながら言葉を続けた。
「目をつぶったまま、君がピイちゃんに伝えたいことを、伝えたいだけ話すんだ。目を閉じている間が最後だって気持ちでな」
「でも…………でも、泣いちゃうよ……」
「泣いちゃってもいい。叫んでもいい。後悔のないように、ありったけを伝えるのが大切だぜ」
不安げな少女を安心させるように微笑んだ青年は、その言葉を最後に、彼女たちから背を向けた。少女は慌てて両手を握り、ドラゴンの顔の横で祈るように目を閉じる。
青年は、スーツケースから一つの杖を取り出した。そして一度、強くそれを握りしめ、少女とドラゴンを囲うように静かな幕を下ろす。月の光に照らされるように、ぼんやりと霞がかった帳のように。
幕が完全に降りたであろう頃、静寂の夜に似つかわしくない喧騒が松明の灯りとともにやってきた。
「お前!そこで何してる…………まさか、魔術師か?!ドラゴンを生き返らせるつもりだな!」
「生き返るわけがねェだろう。魔術は奇跡じゃねェんだぞ」
様子を見に来た街の大人達だ。彼らにはいま、少女の姿は見えていない。ただ、不審な男が不吉の象徴に対して怪しい術を掛けているだけである。
大人の一人が震えた声と共にこちらを指さした。
「黒いコートに、スーツケースと長い杖…………お前まさか魔術王ロードか!!」
「……魔術王は、俺じゃねぇよ……」
昼間の店主と同様の問。内容は同じであるのに、場面が違うだけでこうも重さが異なるものか。
青年は諦めたように小さく否定の言葉を吐いた。しかしその言葉は夜の世界に飲み込まれ、誰の耳にも届かない。
「知ってるぞ!誰のどんな葬儀でも行う旅人と言えば聞こえはいいが、実際は災いの種を運ぶ大罪人だろう!!」
「人の姉を災い扱いすんなっつーの」
ガヤガヤと騒ぎ立てる大人達。中には青年を人間として否定する言葉や、根も葉もない噂が紛れている。しかし、彼らは彼らで不安なのだろう。正体不明の魔術師に、不吉の象徴であるドラゴン。青年に彼らを責める気は微塵もなかった。
――なぜなら、今一番の主役は青年ではないのだから。
青年は一回、突き刺すように地面へ杖を立てた。そしてまっすぐ前を見据え、静かに、それでいてはっきりと、世界に言葉を響かせる。
「それでは、葬儀を執り行う」
突然の宣言にたじろぐ大人達。青年はそれに一切気にかけることなく、杖に自身の意思を込める。
「ここから先、関係者以外は立ち入り禁止だ。神聖な弔いの場に、余計なノイズはお呼びじゃねェ」
ドラゴンを覆う天蓋が淡く暖かな光を放つ。まるで天からの遣いが降臨するかのような白に包まれる。
青年の言葉は、その場に不思議な波を起こした。
「魂は星に還り、記憶は土に眠り、想いは風に乗る
後悔はあれど、未練があれど、既に権利は剥奪された」
それは神に告げるふわりと浮くような祈祷。そして目の前に立つ者たちへ告げる請願。セイレーンの歌のように、自然と聞き入れたくなるような弱く、確かな言葉の羅列。
今まで聞く耳を持たなかった大人達が皆一様に口を閉ざす。
「されど、言葉は花を咲かせ、広大な海をつくりだす
祈ることを許されよ、別れの唄を受け入れよ、弔うことをよしとせよ」
青年がゆっくり目を開けると同時に、ドラゴンを覆う幕が空に混ざるようにゆるりと消えた。
そして深紅の巨体がぼんやり輝き、風に吹かれるように網をすり抜け、光の粒子となって空気に溶けていく。
残ったのは花を持ち、泣き腫らした少女のみ。街そのものに恐れられた不吉の象徴は、一片の欠片を残さず幻のように消えていた。
「お前……一体何をしたんだ」
「ただの葬式だよ。そいつの死を、俺たち生者が受け入れるために行う決別の儀式。なんら怪しいことじゃない」
言葉を失う大人達を他所に、青年の服は何者かに掴まれた。振り向くと、そこには俯いた少女がいた。
「別れは済んだか?」
「うん。ずっとずっとありがとうって。森で助けてくれたのとっても嬉しかったって。ちゃんと言えたよ」
そういった少女は、今にも泣きそうな顔を必死に笑顔で誤魔化している。それでも、彼女は今自分の意思で立っている。
そして、手にしていた花を不安げに青年へ渡した。最後の言葉はとても辛かったのだろう。握りしめられた花は、少しだけ茎が曲がっていた。
「これ、お花……一個なくなっちゃったの」
「なくなっちゃった一個はピイちゃんが持って行ったんだよ。だからもう一個をお代として貰っとく。だから、さ、君はもう帰りな。ずっとここにいたら親御さんもピイちゃんも心配するぜ」
「うん…………ありがとう、手伝ってくれて。フウね、これからちゃんと生きるよ。ピイちゃんと約束したもん」
「そっか。なら、ピイちゃんもきっと喜ぶ。…………元気でな」
少女は手を振る青年につられたように手を振り返す。そしてまだこの場に未練があるような顔で、ちびちびと街の大人たちの元へ歩き出した。
ふいに、その足が立ち止まり大きな瞳がこちらを向いた。
「ねぇ……そのお花、どうするの?」
少女は最後に、純粋な疑問を青年にぶつけた。
青年はその花を優しく手に取り、白い花弁を月の光に透かして眺めた。
「俺の大切な人に手向けたいんだ」
☆。.:*
街は再び静寂に包まれた。
青年は一人、スーツケースと共に草原に寝転び空を見る。そして記憶の中の大切な人に、決して届かぬ柔らかな想いを口にした。
「どこに眠ることも許されないなら、せめて寂しくないように……見ろよ姉さん、今回の客はなかなかいい花を持ってきたぜ。あんたが好きだった、あんたと同じ名前の花だよ」




