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ちょっぴり素直になれない隣の幼馴染は、やっと。

「べ、別に、アンタのことなんて、好きでもなんでもないんだからね?!勘違いしないで!」


そう言って、彼女——凛はそそくさと立ち去った。


「今泉、また振られてる。ぷぷっ」


学食を食べている途中でダチに笑われながらも、凛の背中を視線で追いかける。彼女の顔がほんのり朱に染まっていたのは怒りからなのか、それとも、俺といることがいやで恥ずかしいからなのか。どちらにせよ、好意的に捉えられていないのは当然であろう。


嫌われるほどの事、してないはず、なんだけどなぁ。


そんな凛が先程、俺から離れていったのには理由がある。


時間は3時間前に遡る。


俺たちは幼馴染で、家も近いので昔はよく遊んでいた。もっとも昔はあんな刺々しくはなかったが。


今日は朝登校のタイミングで小雨が降っていて、なおかつ偶然にも俺たちは出会ってしまった。

透き通った硫酸銅のような青い瞳、一本一本が絹のようにさらさらしたブルーハワイの髪。

目の前には傘をさした凛がいた。

「凛か、おはよう」

「うん、おはよう(みなと)って、なんでアンタ、傘さしてないのよ」

「え?あー、面倒いし?」

「風邪引くわよ、さしなさい。ほら、これ」


そう言って彼女が渡してきたのは予備の傘。渡された傘を見てふと思う。

「相合傘するじゃないのかよぉ」

朝から調子に乗ってしまった……

「っ!す、するわけないでしょ、バカ」


ぐすん。冷たく罵られしょぼんとするが、慣れているのでそこまでダメージはない(と思いたい)。

当の彼女といえば、そっぽを向いてぷりぷりしていた。ぷりぷりしていても可愛い……

そんな凛を横目に見ながら、親切にも貸してくれた傘をさす。


彼女——雨宮凛は学校では高嶺の花である。そんな凛の隣を歩けるのは俺が彼女の幼馴染だからで、そんな縁がなかったら、俺みたいなやつは彼女に話しかけることすら許されないのではないかと思ってしまう。


「なあ、凛?」

「何よ」

誰のせいなのやら、少し不機嫌そうな顔をしていた。

ただ顔はこちらを向いてくれるところを見るに、本当に怒っている訳ではなさそうだ。なんというか、16年間、一緒だったこともあっていろいろわかったことがある。ひとつ、彼女はどんな時でも優しさを忘れない。たとえ怒っても本当に他人を侮辱することは言わないし、限度というものをしっかり理解している。さすが、学校の女神様と言われる(男子には陰でそう言う生徒が多い)ほどではある。まあ、他の人に比べて少し俺に対しての当たりがきついことからして、俺は例外なんだろうが。

円野宮(まるのみや)先輩どうなったんだ?」

「ええっとたしか一週間くらい前に告白してきた人よね?」

「ああそうだ」

「もちろん振ったわよ?私は知らない人と付き合う気はないのよ」

「そうか」

内心ホッとする。凛が誰かに取られる未来なんて考えもしたくなかった。たぶん、こういうところが原因なんだろうな、凛が俺に対して当たりが強いのは。こんなの、ただの独占欲だ。そして独占欲は他人を、凛を拘束することになる。幼馴染として失格だな。幼馴染なら、たとえ凛が誰かと付き合ったとしても祝福できないと。

「それに……あの人、私が拒否すると、睨むような顔で詰め寄ってきてすこし怖かった」

思い出したのだろう、不安そうな顔をしている。

俺は無言ですかさず彼女の手を握ってやる。凛がこんなときはいつもこうしている。これも幼馴染だから許されることのひとつである。握ってみると、彼女の手はちょっとだけ冷たかった。凛が不安そうにしている時は俺が支えになってやらないなとって思う。

「ありがと」

不安そうなときに手を握ってやると、彼女は握り返してくれて心なしか心配がと緩んだようなへにゃりとした顔をする。

いつもは強がりなふりして本当は弱い。

でも俺はそんな彼女のことが昔から——いや、この思いはうちに秘めておくべきだな。


代わりにからかうくらいは……いいよな? 


「俺のこと、好きになっちゃった?ほらほら湊のことが好きですーって言ってみぃ?」

その途端、彼女は目が大きく開き、顔が真っ赤になっていた。

「んなっ?!そ、そんなわけないでしょ!ばか!」

うぐぁ。これは刺さるっ!

彼女はその言葉を言うとともに傘を投げ捨て、走ってその場から去ってしまった。

やべ、怒らせてしまった。

まだ小雨なので大丈夫かもしれないが、風邪引かないかなぁ。



◇○○◇

「私、何やってんだろ……」

トイレの鏡で髪についている水滴をタオルで拭き取りながら、自分の顔を見て、ふとそう思う。


傘も刺さず走ってきたからだろう、すこし寒い。まだ救いなのはいまが11月であるということ。

それにしても言い過ぎちゃった。アイツに「ばか」なんてひどいこと、言っちゃった。本当は大好きでたまらないのに。


私がアイツを好きになったのは私が小さな頃。いわゆる初恋ってやつなのかな。私が男子たちにいじめられてる時に、彼は追い払ってくれて私を助けてくれた。


今日だって私が円野宮先輩のことを思い出して不安になったとき、それを察してくれて手を握ってくれた。


アイツはそういう気遣いができるところ、自覚していないようだけど、私はアイツのそういうところが好きになった。


でもだからこそ今日の朝のは私が完全に悪い。恥ずかしさを隠したかったからって、そんな酷いこと言うのって、馬鹿なのは私の方だ。本当の気持ちを隠して偽りの気持ちで接して……彼に会ったら謝ろう。


◇○○◇


昼休みになった。幸いにも彼とは同じクラスなので、ついていけば謝れるはず。

「ねぇ、ちょっと」

そばに近づき、袖をつまむ。彼が私の存在に気づく。

「うぉっ、びっくりした。ど、どうしたんだ?」

すごく気まずくなっている………これも私が朝言い放ったことが原因なのだろう。

「朝のこと、、、、」

「ああ、あれは俺が」

「待って先に言わせて」

「ああ」

「その……えっと……」

アイツと目があって、気まずくてそらしてしまう。

「うん」

彼は優しい目で私を見つめ、私が言うのを待ってくれていた。こういうところも好き。

……恥ずかしい。

私が今朝のことを謝るというのは、私がアイツのことが好きって言ってるみたいなものじゃない。

それを意識してしまうとともに、自分の頬が熱を帯びていくのを感じた。

…………言えない。

会話に沈黙が流れている。焦りの感情が芽生えていく。どうしよう、どうしよう。なにか、なんでもいいから——

「べ、別に、アンタのことなんて、好きでもなんでもないんだからね?!勘違いしないで!」

「ぐはぁっ!」

違う!私が言いたかったのはこんなことじゃない!


なんで、素直になれないのよ……


アイツに対しての申し訳なさでいっぱいになり、その場にいたらアイツのことをもっと傷つけてしまいそうだった。だから私はそそくさとその場を離れることにした。


———ううん、違う。こんなのただの言い訳。アイツとの関係悪化の修復を先延ばしにしているだけ。


でもとりあえず今は自分を落ち着かせることが最優先だと思う。




神様、お願いします。どうか素直になれますように。




◇○○◇

凛に嫌われたあ。ああああああああああああーーー!

終わった。

調子に乗ってあんな冗談言わなければ良かった。

授業中、物理の先生が公式をカリカリしている音を聞きながら、俺は机に突っ伏していた。

もういっそのこと死んでやろうか。うん、そうだ、そうしよう。

ばかやってる場合じゃねぇ

凛の席の方を見る。

(ッ!………)

偶然にも凛と目が合ってしまい、慌てて逸らされる。余計に気まずい。

でもそうだとしても、十何年間好きな女の子のことは見ずにはいられなかった。

先生にバレないようにスマホを弄り、凛に

『話したいことがある。一緒に帰らないか?』

と言う旨のメーセージを送っておく。すると何故か5秒ほどで既読がついてしまう。不思議に思い、凛の方を再度みると机の下でなんやらスマホを眺めていた。

おそらく俺が先ほど送ったものを読んでいるのだろう。彼女の表情からして……

「オイ、今泉?オレの授業でケータイいじるなんて、いい度胸じゃねーか」

気づけば目の前で先生が高圧的に腕を組んで立っていた。

「いえ。こちらはスマートフォンです。ケータイではありません」

「口ごたえすんじゃねえ!没収だ!」

まじすか⭐︎

同じようにスマホを触っていたであろう凛の方を見てみると、彼女は何気ない顔で黒板を眺めていた。澄まし顔とは………なんと彼女らしい。というか、微妙に微笑んでいるような……まあ可愛いからいいや。



◇○○◇

放課後、物理の先生からスマホを返してもらい、学校を出る。斜陽が至る所に陰を作っていた。

校門の前には見知った女の子が立っていた。というか俺が立たせていたと言っても過言ではない。

「ごめん、遅くなった」

彼女は俺の存在に気づくと頬を膨らませ、ジト目でこちらを見つめてくる。流石に待たせすぎたか。

「ごめんって、わかった分かった、なんか奢るから」

彼女の目が一瞬キラッと光るのを俺は見逃さなかった。どうやら何か食べたいようだ。

「というか、凛もスマホ触ってたのによく見つからなかったな」

「っ!見てたの?!」

「あ、いやー、メッセ送った時にすぐに既読ついたからなんでかなーって思って凛の方を見たらね、うん、まあそゆことだ」

「そう。まあ私は先生の前では真面目な方だから、疑われにくいのかもしれないわね」

本来なら自分でそれ言う?ってツッコむところだけど、凛の場合、本当に真面目なのでツッコミの余地がない。

「『先生の前でも』の間違いでは?」

「細かいこと気にしてたらすぐお腹減るわよ」

「はぁい」


帰り道にあるコンビニで肉まんを購入する。この時期に外で食べる肉まんは格上なんだと凛が言っていた。


「ん、肉まんでよかったよな?」

外で待たせていた凛に手渡す。

「湊はいらないの?」

自分が持っている肉まんと俺とを交互に見ながらそうたずねてくる。

「んまあ、俺は肉まんうまそうに食う凛眺めているだけでお腹いっぱいだから」

「ふふっ、どういう意味よ」

彼女は穏やかに微笑む。


彼女の笑顔を見るたびにやっぱり好きだなぁと思う。


強がりなところも弱いところも本当はとても優しいところも………すべてが愛おしい。





でも、だからこそ


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凛の横に立って歩くのはもっと彼女のことを理解できて、もっと気遣いができる人間であるべきだと今朝、改めて気付かされた。俺という幼馴染が彼女を『関係』という側面から縛るべきではない。


俺は凛のことが昔からずっと大好きだ。この感情に間違いなどあるはずはない。


しかし俺なんかよりも凛の幸せの方がずっと大切だから。今日はそのことを伝えようって思った。


「なあ凛、俺たちが最初に出会ったのっていつだっけ?」

俺は回想を巡らせるように、彼女に尋ねる。

「え?急にどうしたの?」

肉まんを食べ終えた凛が尋ねてくる。

「確か、幼稚園で私が男の子たちにいじめられているのをアンタが助けてくれたのが私たちの出会い……だったんじゃない?」

「そうだったな」

「なあ凛、俺たちって傍から見てどんなふうに見えているんだと思う?」

「………わかんない。友達みたいに見えているんじゃないかしら」

「そうか。なあ凛、いま幸せか?」

「湊、さっきからどうしたの?様子が変よ」



伝えなければ、言わなければと思い、俺は深呼吸の末、口にする———



「凛、今日で終わりにしよう。この幼馴染の関係も、一緒に帰るような密接な関係も。明日からは、俺、他人として……」


「ちょっと待って!どういうこと!?」


彼女は驚愕を隠せないといった表情をこちらに向けてくる。


「すまない、細かいことは伝えられない。ただ俺が凛を嫌いになったとか、そういうのじゃないから」


これでいい。


これで彼女は「俺」という縛りから解放されて、自由になるはずだ。


「嫌よ!そんなの、湊がいないのなんて、考えられない。ずっと一緒に居たい!だから……だから……!」


その途端、どさりと、凛が倒れる音がした。


「凛!?おい凛!」

どうして?なぜ?という疑問が浮かんだが、彼女のおでこに手を当てればすぐに原因がわかった。


「コイツ、無理しやがって……」

おでこが尋常じゃないほどに熱かった。ひどい熱だな。これはきっと今朝の雨の中、傘も刺さず走っていたからだなと見当がつく。


やっぱり、俺は凛を不幸にしかしない。


とにかく、いまは彼女を家に連れて行くことを優先しよう。そう思って彼女をおぶって家まで運ぶのだった。


「湊くん、いらっしゃいって、凛!?凛!どうしたの!?」

「家に帰る途中で意識を無くしてしまって、さっきおでこを触ったら高熱がありました」

「あら、そうなのね、湊くん、凛を運んできてくれてありがとうね。とりあえず凛を部屋まで運びましょう」

「はい」


そうして10分ほどかけて彼女をベットに寝かせることができ、今日はお暇させていただくこととした。




◇○○◇

「待ってよ湊、待ってってば!私をひとりにしないでよ!」


そんな私の叫びとは裏腹に、湊は私の声が聞こえていないかのように、私に背を向けて遠ざかっていく。


やがて私は一人暗闇に取り残される。


どこからか声が聞こえてくる。


{お前がアイツにきついことを言うからいけないんだ}

{お前がアイツに優しければ、お前の元からは離れなかった!}


ぅあああああああああああ!


「誰か、誰か助けて、誰でもいいから……」


そんな切望に近い叫びは誰にも届かない。


「湊………」


救いなんてないって思ったその時だった。


「うん、わかった凛。助ける」


目の前には私に手を差し伸べる湊。私はその手を取ろうとして……


湊は眼前から姿を消す。

なのに声だけは聞こえる。


「凛みたいなわがままで自分から問題を解決しようとしない奴を誰が助けるんだよ」


え?


「お前はただ俺という人間に甘えて、自分の我儘を正当化しようとしただけだろ」


こんなの、私が知っている湊じゃない。


「お前はクズだぁ。あはははははははははっ」


………るさい

……………うるさい!


それでも笑い声は止まらない。私は耳を手でおさえる。


聞きたくない!


聞きたくない!


ぅああああああああああああああああ!




そこで現実に意識が戻る。


「はぁ、はぁ……夢……」


気づいたら私は自分の寝室に寝かされていた。汗で寝巻きがぐっしょり濡れていた。


「み、なと……」


大好きな、頼りになる幼馴染の名前を呼ぶが、なにも変わらなかった。




◇○○◇

翌朝、本来は学校があるのだが、欠席し凛の家に。

学校<<<<<<<凛である。

凛の家は共働きゆえ今は誰もいないので、俺が看病をする。

凛の家の前に立ち、呟く。

「もうここにくるのもこれで最後だろうな……」


インターホンを鳴らしても何の音沙汰もないため、合鍵を使う。合鍵の場所は、たまにいないことがあるからと、凛のお母さんが教えてくれた。

玄関の鍵を開け、凛の部屋へと向かう。


「み、なと?」

「ああ、俺だ。湊だ。入るぞ」

ガチャリ、と部屋のドアを開けると、ベットで横たわっていた凛が体を起こすところが見えた。

「よう、調子はどうだ?」

「まあ、昨日よりは全然大丈夫よ。昨日は……ありがとね」

「お前を運ぶのなんて朝飯前だ」

そういいながら、ベットの近くの椅子に腰掛ける。

「ちょっとおでこ失礼」


触ってみると確かに昨日より全然ましだった。微熱くらいだろうか。これなら、明日には全快……とまでいかなくとも割と元気なところまでもっていけるだろう。


「ねぇ、手握っていい?」

「いいぞ。ん」

そうして彼女の左手と俺の右手を繋ぐ。

どうしたんだろうか、いつもやり握る力が強いように感じる。それに加えて彼女の目からは一抹の不安が感じ取られる。昨日俺が帰り際に言ったこと、気にしてるのか?


「この前は好きじゃないなんて言ってごめんなさい。あと、いつもわがままでごめんなさい」

急に謝ってくる凛に驚きを覚える。

「全然気にしてないぞ。俺の豆腐メンタル舐めんな。豆腐はな、舐めても形が崩れないから実質最強なんだよ。って……それはさておき、何かあったのか?」

「え?」

「その顔、仕草、絶対何かあったときのやつだろ」

「なにもない……わよ」

「嘘つけ。バレバレなんだよ。何年一緒にいると思ってんだ」

凛は強がりだから、何かあったときほど隠そうと必死になる。でもそれも幼馴染の俺の前では通用しない。


「ぅ………………らじゃない」

「え?なんて……?」

「アンタが私から離れようとするからじゃない!」

「……!」

やっぱりか。そりゃたとえ好きじゃなかったとしても、ずっと一緒だった人間が突然いなくなるかもしれないってのは俺だって怖い。

「ずっと不安だった!夢の中で湊が消えて私一人になって……湊がそばに居てくれることがどれほど私の支えになってたか、ようやく気づけた!なのに……やっと気づけたのに………居なくならないでよ!

もう……どこにもいかないでよ———」


いまにも消え入りそうな声だった。

それだけ不安だったんだなと実感する。

気づけば、彼女は堰を切ったように大粒の涙を流していた。


「俺だって、本当は凛にずっとそばに居て欲しい、ずっとそばで笑っていて欲しい!でも、俺じゃ幸せにできないんだよ!」

俺は自らで凛を幸せにできない——そう思ったからこそ、凛から離れることで凛を俺から解放させ、他の人に凛の幸せを託そうと思った。

「そんなことない、私は湊と一緒ならそれだけで幸せなんだよ!」

「え?」

いま、なんて?俺でも凛を幸せにできる……?


凛は視線をあちらこちらに彷徨わせた後、俺をしっかり見つめる。


「今泉湊くん、貴方のことがずっとずっと前から大好き……だったの。だから……だから……この先もずっと一緒に居てくれませんか?」


そう言って、彼女は手を差し伸べてくる。俺が今まで見たことのない表情をしていた。涙を目に溜めながら、でも優しく微笑んでいる凛の姿はやはり強い。


「うそ……だろ」

「本当……だよ。私でがっかりしちゃったの?」

「その逆だ。俺もだな……小さい頃から凛のことがずっと好きだった。俺は強くて優しいところ、でも本当はちょっぴり弱いところ、全部まとめて凛のことが好きだ。俺でよければ、ずっと隣で支えてくれないか?」

「ええ……もちろんよ」

そう言って彼女は目を細めて嬉しそうに微笑を浮かべる。


そうして俺たちは抱き合うのだった。


これからどんなことがあっても2人でなら、乗り越えていける……そんな気がした。

お読みいただきありがとうございました。

楽しんでいただけたら幸いです。

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