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満たされない。  作者: 一之瀬 甘
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寂しくさせないで。

「おい、夢叶。またお前やったのか」

お風呂からでるといきなり声をかけられた。

「あー、一輝またLINEみたの‥」

ちゃんとスマホ鞄に入れたのにな‥

「あれだけ、他の男と連絡先とるなていったよな?そんなに俺と別れたいのかよ」

私のスマホを握りながら声をかけてくる。

「そういうわけじゃないんだけどさ、とりあえず携帯返してくんない?」

私が一輝に近づくと一輝は一歩後ろにさがる。

「夢叶さ、これで何回目?もう俺無理だ、別れよう。また荷物取りに来るから」

いいたいことだけいうと一輝は私たちの家を出てった。

「携帯返してもらってないんだけどな‥」

こんな別れかたをしたのはもう3回目。毎回他の男と連絡したり、会ったりしたのがばれて別れる。

もちろん別れる理由を作ってるのは私だと自覚している。けど、別に好きで他の男と連絡してるわけではない。今まで付き合ってきた男はみんな私を満足にさせてくれないのだ。電話さそってもしてくれない。連絡は遅い。外でデートしてくれない。だから、他の人に求めてしまうのだ。1人の男が私を満足にしてくれたら連絡するのだって会うのだってもちろんやめる。世の中は浮気する方が悪いと言うが浮気したほうの人に話を聞けば同じような答えが返ってくることもあるだろう。

「また、振り出しからか‥」

とりあえず布団に入りこれからのことを考える。もう28だ。

周りは結婚、出産、などしてるが自分にはまだ遠いことに思える。一輝とは知り合いを通して出会い付き合い始めた。今まで付き合ってきた男とは違い話上手で、イケメン。身長も高くスタイルもよかった。出会って半年に告白され付き合った。もちろん私も好きだった。だが付き合って半年後には私の気持ちはすっかりなくなっていた。仕事が終わり会いたいと言った日があった。だが一輝は今日じゃなくてよくない?またいつでも会えるよ。そういって電話をきられた。最後にあったのって1ヶ月も前だ。私の仕事が忙しくなり会えなくなっていた。そんなことがつもりにつもって半年後にはさっぱりだった。だが一輝は同棲したいといいだした。こいつを逃したら結婚できないかもしれない。あっちだって結婚したら気持ちなんかどうせなくなる。そう思って踏み切ったのに‥。天井をみながら考えていると涙がでた。一輝とわかれるのが悲しいからじゃない。また、この空間に1人になるのがこわいのだ。


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