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21話ー世栄玲奈と在川花海のその後。

世栄玲奈は自分の工房を閉めることにした。

魔法界の声放送が魔法で暗号化されたラジオ放送をあと1年で止めると突然公表してから、11ヶ月経っており、この頃になると、もう魔法で暗号化されたラジオ放送自体、魔法界の声放送が未だにしがみついたかのように、継続してるだけで。

かつて魔法で暗号化されたラジオ放送をしていた局も普通の平文のラジオ放送へ移行しており、魔法界の声放送も暗号化された電波でラジオ放送をするのは深夜11:00-00:00の間だけとなっていた。

それ以外の時間帯は魔法界の声放送も、平文の普通のラジオ放送へと移行していた。


世栄玲奈は家の近くのPC組み立て工場へ就職することになった。

ラジオの修理をしていただけあって、電子機器は嫌いじゃ無い。

忙しいが楽しく過ごしていたある日。

家に帰ると、ポストに手紙が入ってた。

世栄玲奈は蝋で固められた封を切り、中の便箋を読んだ。


綺麗な手書きの文字でこう綴られていた。

「玲奈さん、お元気ですか。花海です。私は元気に暮らしています。下の子の在川孝介が就職をして親元を離れました。上の子、在川望は最近、いい人と結婚をしました。また今度、予定が合ったらお茶でもしませんか?」


世栄玲奈はPCで文字を打ち込んで、それを印刷し封筒にしまって、封筒の口をのり付けした上でマスキングテープを貼った。



春の日曜日、桜並木が美しい喫茶店に世栄玲奈はいた。

在川花海は少し遅れてやってきた。

世栄玲奈は遅れてやってきた在川花海に合図をし、在川花海は向かい合わせで世栄玲奈の前に座った。


在川花海は開口一番、驚きの事実は話し出す「私、もう魔法が使えないみたい。アラベル・クエンを倒すときに無理をし過ぎた所為か、あの日から徐々に魔法が使えなくなっていって、もう今では全く使えなくなってしまったわ」

そう話す、在川花海に悲しさは無く、どこがすがすがしい様子で話していた。

世栄玲奈はコーヒーを少し飲んでから、「そうなんだ」と言った。

在川花海は「玲奈は魔法まだ使える?」と聞いてきた。

世栄玲奈は「一応は…。」と答える。

在川花海は「ふーん」と言い意味ありげな顔をする。

世栄玲奈「面倒ごとに巻き込まれるのは、僕はもうごめんだ」と言う。

在川花海は「私だって、ごめんだわ」と言い笑う。

そして、在川花海は「玲奈ってまだ独り身?」と聞く。

世栄玲奈は「えぇ、お恥ずかしながら…」と答えた。

在川花海は「いい人いないの?」と聞いてきた。

世栄玲奈は「もう、長いこと、こんな生活だと慣れてしまうし、一人でいる方が楽なんだ」と答える。

在川花海は世栄玲奈は取り留めない会話をして、しばらくして二人は喫茶店を出て行った。

何とか着地させて、最後まで書き上げました。

ここまで読んで頂きありがとうございました。


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