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新・三国志   作者: 明日ハレル
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新・三国志 第1章 雌伏編 その2

地球内にもミュール連邦諸国の活躍をよく思わない勢力はあった。魔王サタンを頂点とする7人の魔王たちである。魔神ゴールに率いられた魔族の7軍団もその勢力の一つだ。


彼らは2万年前ムー侯国が滅んだ時も手を貸していたのだった。

新・三国志 第1章 雌伏編 その2


ただ和帝の改革が全て上手く行ったわけではない。和帝が次の皇帝と交代する時に事件は起こった。


洛陽の地下基地で和帝が99年12月31日で任務を終え4500名の配下と未来に帰還し、事後処理で500名余りが残っていた。


空間転移で膨大なエネルギーが使われ、使用後銀河PCマザーを3日間休ませて未来からの受け入れ態勢を取っていた所。


魔王アスタロテの配下魔女メディアに操られた数名の職員が未来からの転移直前にエネルギー関係の機器を数名で爆破してしまった。


数名の職員は爆弾を抱いたまま装置に突っ込んだのだ、自爆攻撃であり一切の痕跡を残さぬ非情な手段でもあった。


安全装置が働き未来からの5千名の人員は元の世界に戻ってしまう。操られ工作を行った残る職員を捉えた時に、魔王アスタロテが洛陽地下基地に攻撃を加えてきた。


洛陽基地を守る鳳凰魔法騎士団2千名と守備軍1万余が迎え撃つが、魔王の手勢は魔族と強力な魔物2万に達していた。鳳凰騎士団の長ロザンヌも何とか守るだけで精いっぱいの状態だった。


基地の職員は5千名ほどいて敵に操られて爆弾と自爆したもの以外は地下シェルターに避難した。


洛陽の地下基地は街より凡そ30キロほど離れていて、人目に付かない様に土を持って丘陵地帯のようにして欺いている。


地下基地の上部には見えないように陣地が築かれていて、エネルギーシステムが稼働していれば熱線砲や迎撃ミサイル等で魔物を迎撃で来たのだが、魔法弓と砲弾で迎撃することになる。


キングブルーボアやゴールデンキラーベア、タイタンズスネーク等は皮膚が硬質化して鋼鉄の様な強度を持ち砲撃が効かない。かろうじて弱点を突く魔法弓のみが効果を上げていた。


歩兵の兵士は鎧で武装し、剣と盾を取り重装歩兵として魔物達と戦っていた。勿論耐物理シールドと耐魔法シールドを装着している。


迎撃する兵士は1万名だその他2千名の魔法弓士がいて魔物達に火矢等を打ち込んでいた。


秘密地下基地の司令官葉洋は各騎士団に援護を頼む念波を送り、洛陽にいる章帝の安全と街を守る為緊急事態宣言を行う!


洛陽には近衛常備軍20万余が配置に付き、まず街の安全が第一であり4方の城門を固く守っていた、ここは漢帝国の首都なのだ。


いざとなれば3千度の熱戦砲を搭載するメーザー戦車部隊や迎撃用のプロトンミサイル戦車も秘密裏に出撃準備ができていた。魔獣と言えどメーザー砲には勝てないだろう。


流石にプロトンミサイルは月ぐらい簡単に破壊できるので今回は出撃が難しい。偶に小さな小惑星ぐらいの直径10キロもある妖獣彗星や妖怪魔星が攻めて来た事もあるので万が一に備えていた。


後地下基地への援軍について最高会議で結論が出た。目立たぬように少数の精鋭部隊を送るべしという結論である。


この為山火事の鎮火という目的でカムフラージュの消防車両や戦闘装甲車等に乗った1万名の魔法戦士部隊が出撃した。



和帝は去ったが彼の残した人達は恐れず戦う。これからは彼らが漢帝国を導いていくのだ。

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