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新・三国志   作者: 明日ハレル
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第1章 第5節 河北決戦編 その6

いよいよ、まず水軍から白馬港を廻って戦いが始まる。

第1章 第5節 河北決戦編 その6


185年2月28日

官渡港に集結した曹操水軍1万余と艨艟200隻、荊州水軍2万余と艨艟400隻が明日からの大戦に備えて休息していた。この日は暮れるまで曹操配下の満寵と荊州水軍の指揮官蔡瑁は猛訓練を続けていた。これら2軍は明日の大戦の先鋒となる。


洛陽の孟津港には洛陽水軍5万余と楼船300隻艨艟400隻が有り、呉の水軍2万余が艨艟400隻を率いていた。


総司令官の黄忠は参謀の項中や陸宣と協議を重ねていた。予定通り明日は07:00に出撃する。ただ本隊には待機が命じられた。


呉の水軍は孫策を指揮官に韓当、黄蓋、程普、周泰、陳武等の宿将が名を連ねる。


黄忠の配下には3男の黄鄭派、4男の黄無元、5男の黄倫就、長男の次男黄典外、3男黄推栄らの弓術の達人たちが揃っていた。


更に4天王と呼ばれた勇将権天培、高吏淑、雲凱協、左連場の4名、先手の猛将陸地凱、運丞祖、会錬獏、豪端、無念林らが控えている。


翌日翌日満寵、毛介率いる曹操水軍の艨艟400隻を先手に蔡瑁、張允率いる荊州水軍が白馬港を攻めた。


冀州の水軍を率いる乱寧は200隻の楼船と400隻の蒙動を率いて4万の戦力で反撃してきた。


早朝より激戦となり、満寵らは奮戦するが楼船の攻撃力が大きい、次第に曹操水軍が押されていく。


荊州水軍の副将張允が冀州水軍のスキを突いて、側面から楼船部隊に連弩より火矢を浴びせ、楼船が燃え上がる。


流石に冀州水軍の部将菊凱が艨艟100隻を率いて張允隊を背後から強襲し、陣形を崩したので張允も已む無く退却した。


蔡瑁も充分に冀州水軍の楼船部隊に打撃を与えたので後退していった。


この日冀州水軍は楼船50隻余りが炎上し、海の藻屑と化した。


冀州水軍の指揮官乱寧は激怒し、楼船部隊の指揮官昆蔡を切り捨て、軍規を正した。


楼船は建造するのに多大な費用と1年程の時間も係る為冀州太守より損害無きように言い含まられていたのだ。


下手をすれば吾輩が失脚させられるのだ、損害が出ないように部下達にもう一度通達を出す。


凡将はしょうむ無い処で自分の地位の為戦機を誤る例であり、小人を指揮官に選んだ太守も同罪だろう。


水軍の総指揮官呉制安将軍はこの話を聞き、乱寧を呼び出し話を聞いたうえで、楼船を失った罪を問い降格させ先手の部将に配置替えした。


翌日荊州水軍は曹操軍を先手に白馬港攻撃に向かった。


今日は冀州水軍は総司令の甥にあたる呉重策に率いられ、青洲水軍とも連携を持って迎え撃つ。


曹操軍を率いる満寵と毛介は今日は行く手に青洲水軍が立ち塞がっているのが見えた。


曹操水軍は斉州水軍とほぼ同数である、両者は互いに鶴翼陣形で抗戦を開始した。


冀州水軍の指揮官呉重策は小回りの利く曹操水軍が邪魔をするので、まずこれを切り離し荊州水軍に集中する事にした。


両者はレベル的にもほぼ同じぐらいの熟練度なので数が多い方が勝つ、4万余の冀州水軍が荊州水軍2万余を押していた。


しかし、今日は孟津港より呉の水軍2万余が援軍として到着する、呉の水軍は精強な事でで有名である。


韓当、黄蓋、周泰、陳武率いる呉の水軍がキリのように素早い動きで荊州水軍を分断し、分断した片方を包囲殲滅していく。


冀州水軍の楼船部隊が発石砲より巨大な石が降って来て、流石の呉の水軍も退却していった。


洛陽の水軍5万余は孟津港で待機していたこの部隊が出る時は最終局面となる。


















練度的に荊州水軍と曹操水軍が上手であったようだ。

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