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新・三国志   作者: 明日ハレル
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第1章 淮南・呉攻略編 その7

寿春城攻めで逢紀軍は城兵と同じ兵力なので決定打を与えられなく苦戦しており、


寿春城の北西側に陣を築いた逢紀は10万の兵で西側に袁術軍が築いた陣地を攻めていた。


部将同士の対戦で勇将を多く有逢紀軍が何人かを打ち取ったが、守る敵も10万余で決定打は出ていなかった。


そこへ広陵を占拠した沮授軍が東方から来援し形勢は逆転し始める。

第1章 淮南・呉攻略編 その7


兗休は東側陣地の歩兵部隊がかなり連戦で消耗していると参軍の円象から聞き、


城内の予備兵を総動員して5万の歩兵を集め、東側陣地の兵と交代させた。


7月16日

袁休は武程に反撃体制が整ったので反撃せよと命じた。


東側陣地の12万余の部隊が動き出した。


沮授も敵が大掛かりな部隊の交代をしたので反撃に出ることは分かっていた。


関羽も歩兵部隊に充分睡眠を取らせて敵の反撃に備えている。


袁術軍の歩兵の上昇陳紀、武程ら7万の歩兵が鶴翼陣で攻勢を開始する。


両翼には楽就、梁剛率いる5万の騎兵が2軍に分かれて攻めよ押せる。


関羽は魚鱗の陣で敵の攻勢を受ける構えだ、両翼には趙令、趙雲、単径らの騎兵5万余がこれらも2軍に分かれて布陣していた。


陳紀、武程、雁基、程巻子、孫柱、房郎、宣潜らの7将7万の軍が攻めかかる!


関羽、雲望、鶴忠、眠程、防緑、最栄、就温の7将は中央からゆっくり後退していく。


雲望、最栄、防緑、関羽、就温、鶴忠、眠程の順番に部隊が並んでいて、雲望、眠程が後退を止めしっかり支える。


さらに最栄、鶴忠が50メートルほど下がって、ガッチリ敵を支える。


さらに防緑、就温が同じく50メートル下がって敵を支える。


最後に関羽が50メートル下がって此処で踏ん張る。


7つの部隊が踏み止まった拠点には一番後方に30本程の太い丸太を地面に打ち込み、板を這わしてシッカリ蔓で固定した柵を作り押されても支える様にしてある。


丸太のさくの後ろには大量の土嚢が積まれ倒壊せぬよう守っていた。更に20メートル後方には簡易の陣地が7個所築かれ、櫓で2~4千名の弓兵が配置され部隊を掩護する。


7万の歩兵同志は激しく争う、袁術軍も交代した士気が高い部隊だ良く宋王軍に対抗した。ただ弓兵の弓攻撃で次第に袁術軍は負傷兵が増え士気も落ちていく。


歩兵の両翼では騎兵部隊が良く戦っていた。こちらも戦力伯仲と言った処だ。


ただ引き込まれた袁術軍は宋王軍が配置した弓兵による間接攻撃で負傷者が増えていき、昼後論には3~4割が負傷してしまう。


一番奥まで進撃した陳紀、程巻子、孫柱の3部隊が被害が一番多く、4割が負傷し、1~2割が死傷してしまい支えきれず敗走を開始する。


関羽、防緑、就温の3部隊は猛烈な追撃を行い、何とか支えようとしていた陳紀、、程巻子は関羽、防緑に討たれてしまう。


孫柱は何とか敗走する所最栄の部隊が前に立ち塞がる。鶴忠も同様に最も奥へ入った部隊の進路を阻む。


先に房郎、、宣潜の部隊は損傷も少なく、無事に後退出来た。


ただ最後尾にあった武程、雁基の両部隊は何とか味方が逃げてくるまで踏み止まっていた。


孫柱の部隊は最栄の部隊に行く手を阻まれ、防緑の部隊と前後から挟まれ孫柱も戦死し、一番奥まで進撃した3部隊は3部将が討たれ、残った部隊は降伏した。


武程と雁基も3将が討たれたと聞き止む無く後退していった。


騎兵部隊の方では趙令の指揮が見事で、袁術軍を陣形で押していた。


若手の勇将趙雲が楽就を打ち取り、馬鉄が林就温を打ち取った。


この為梁剛も大敗し城内へ逃げ込む。東側の袁術軍の陣地はほぼ宋王軍が占領した。


西側でも逢紀軍が活躍し、半分の陣地が宋王軍の手に落ちた。


城主たる袁休は部将たちに当たり散らしていたが、参軍の円象に諫められ、今後如何するかの会議に入った。
















寿春城の城主袁休は慌てて城の西側に急増の大きな陣を昼夜兼行で工事を兵達に強制させ小楠させる。


この為城兵の士気が落ち沮授はその弱点を見逃さず、3日間昼夜分かたず交代で陣地に猛攻を加え半分を占領する。


兵の運用に不慣れな袁休は度々ミスをするが、部将に当たり散らして発散する為場内の主軍たちの指揮も落ちる。

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