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新・三国志   作者: 明日ハレル
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第2節 淮南・呉攻略編 その6

豫洲の逢紀軍は同兵力が守る寿春城攻めで苦戦していた。そこへ徐州からの援軍が到着する。


逢紀軍も一斉に士気が上がった。3日後沮授軍も攻撃を開始する。

第1章 淮南・呉攻略編 その6


7月1日

6月後半より逢紀は寿春城を攻め、自軍と同数の兵が守っているのでかなり攻めにくく、逢紀率いる20万余の大軍は有効だを打てず寿春の北側に陣取っていた。


7月5日

其処へ沮授率いる徐州軍15万余の別働軍が東方より現れ簡易陣地を築き始めた。


袁休は逢紀軍に対しては上将紀霊、兪渉、張勲がそれぞれ城の西側に3万余を率いて簡易陣地を作り対陣していた。慌てた袁休は城の西側にも陣を築くように命じる。


新たな敵に対して上将梁剛、武提、楽就らがそれぞれ3万余を率いて東側に簡易陣地を築き対応する。粗暴な袁休は不眠不休で陣地つくりに兵士を酷使した。


2日後沮授は敵兵に簡易陣地の建設で酷使されているのか、疲れが見えていた。


2日間で簡易陣地を築き3日後1日休養充分を取った沮授軍は早朝から歩兵を率いる関羽、雲望、眠程、鶴忠、襲都らがそれぞれ1万余を率いて敵陣へ突撃する。


慌てて陳紀、武提、券従、雁基、正反ら歩兵5万余が迎え撃った。


早朝より乱戦となり、関羽が券従を打ち取り、雲望も正反を討った。


敵将雁基が襲都を討った。襲都も史実よりはかなり関羽や張飛が鍛えていたが、1撃で討たれた様だ。


互いに多少の損害はあったが武提らは何とか守り切り沮授軍を退けた。


袁休は場内にいる新任の程巻子や房郎、孫柱、宜潜ら今年の江南具芸大会の入賞者を部将に格上げしてそれぞれ5千人将から正将たる1万人将へ格上げさせた。


逢紀軍にも顔良や文醜、文烈、高覧、高順らの勇将がいるので、袁休は先月からの戦いで多くの正将を失っていた。


更に翌日、疲れの取れない敵東陣地へ沮授は強襲を度々仕掛ける。


関羽らの猛攻で遂に一角が崩れ、四分の一程が宋王軍に占領された。


袁休は昇格させた4部将と2万の兵を増援部隊として士気の落ちている東側陣地へ送った。


袁休は更に慮江より3万の援軍を頼み、併せて食糧も追加させようとした。


ただ慮江を守る袁章は既に5万余の援軍を送っているのでこれ以上は送れないとし、食糧のみ5万石を雑兵1万を就けて送った。


20万近い戦力がいるのだ食糧問題も大変だ。袁術が病気で倒れて内政も軋んでいる袁術軍にはつらい状況だった。


宋王軍はかなり食料面では余裕があった。


雍州での都市部への人口集中は現在の所上手くいき、国営農場の建設で食料が大幅に増産されていた。


働いているのが案山子に似たAIを積んだ人間型アンドロイドで太陽光及び低温核融合で作られたプラズマエネルギーをメインに活動するチートなロボットだ。


錬金術で作られた石英ガラスの温室ハウスは24時間の生産体制が取られていた。


猛攻を続けた結果敵方の疲労がピークに達し、関羽、雲望、鶴忠、眠程らが更に猛攻かけ東側陣地の半分を占領してしまった。


袁休は場内にある予備兵力5万余を動員し、疲れている東側陣地の歩兵達と交代させた。


これで明日は反撃に移れるだろう。燕休は粗暴だがバカではないが兵を酷使し士気が落ちただけでこれ程攻め込まれると思っていなかったようだ。


西側でも激戦だったが、陣地が強固に作られているので、上将紀霊らが指揮して何とか逢紀軍を押し戻した。


袁休も一日戦って見て宋王軍がかなり強敵であると実感する!特に援軍出来た徐州軍が強すぎた。


将も強いが、部将や5千騎将、千人将でもかなり強いものが多いし、兵も強かった。


明日は陣形で戦おう、将の質では負けたがこちらも兵は強い陣形で戦うなら互角の勝負が出来る。上将紀霊らにはそう命令しておく。



袁休も宋王軍がここまで精強とは知らなかった。ただこちらにも20万余の兵がある簡単には負けんと決意は揺らぎない。


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