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新・三国志   作者: 明日ハレル
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新・三国志 第1章 争乱編 その7

劉備一行は危地に陥っていた。のんびり領内を巡察していた一行は敵部隊の襲撃を受けた。


燕王劉角はこの際劉備らの一党を葬る事を青洲太守円岳に命じた。

新・三国志 第1章 争乱編 その7


劉備一向200余名は前後を騎兵千騎に囲まれ絶体絶命の危機に陥っていた。


何処か1角を打ち破ってだ脱出するしかない。厳弘が覚悟を決め突撃を開始する!


それを見越したように後から出てきた騎兵の指揮官が前に出てきた。


我は翠明!敵将名乗れ!


貴様が翠明か!我は厳弘!


まあ待て、厳弘お前ではその者に勝てぬ!


我が代わろう!円岳の5将の一人此処で討ち取っておく。


厚い皮のフードを被っていたそれを脱ぎ若い偉丈夫が槍を持ち前に出てきた。


親衛隊最強の5将の一人趙雲子龍そのひとであった。


翠明とやらこの超雲子龍が相手だ!


翠明には青洲の武芸大会で直接戦ってはいないが、遠くで見て手強いと見てれた将である。


此処で討ち取っておかねば味方に被害が出るだろう。


子龍殿か度々武芸大会で見かけた、皆の者手を出すな!大将同士の一騎打ちだ!


両軍の兵士が後ずさった。翠明に逆らって切り殺された兵は多い。


趙雲の威に打たれ徐州軍も下がった。


両将が獲物を持ち対峙する!


参る!いざ!


翠明は大剣の使い手、一方趙雲は鋼槍の使い手である。


両者の凄まじい剣戟が繰り広がれる、中々に見ごたえがある勝負だ。


互角に見えた勝負も次第に超雲の勢いが勝ってくる。


30数撃目、遂に趙雲の槍が翠明を貫く!


ム、無念。翠明が倒れた。


青洲軍の騎馬隊が動揺する。


背後より左右から、それぞれ5千の騎馬を率いる王平と馬岱が出てきた。


包囲された敵兵は主将を打たれ動揺し、簡単に降伏した。


劉備の1行には親衛隊1万余が後続していたのだった。


超雲!皆騙されていたようだ。是は軍師達の采配だね。


御意!5軍師の命を受け、私はフードを被って隠れていました。


更に甘寧と大史滋がフードを外し、玄徳の前にひざを折って並ぶ。


親衛隊の5将軍と1万の精鋭が揃ったことになる。


では我が城に戻ろう!


如何せ居るのだろう、刑部。


は、ここに!


歩きながらで良い、話せ!


敵兵の動きは


国境を越えた越えたのは騎馬隊凡そ2万騎。


関羽殿と張飛殿が伏兵となり、1万余を討ち取っています。


その時円岳5将の一人連鳴を関羽殿が討ち取っています。


残る敵騎馬隊は千騎づつに分散し殿が巡察される予定地点目指して徐州まで来ましたが、この2隊以外はせん滅しました。


では漸く城に帰れるな、帰るか!


はは、





劉備一行は危地を逃れた。5軍師は劉備をオトリにして敵をおびき寄せせん滅させたのだ。


円岳配下の2名の勇将を討ちとり、燕王の企みを粉砕した。

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