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新・三国志   作者: 明日ハレル
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新・三国志 第1章 争乱編 その5

劉備は秦王の推薦で宋王に就くことになる。これで最高幹部会議での投票で王太合の子協王子が次代の皇帝となる。


これに対し燕王劉角の勢力は劉備以下5名の暗殺を実行するよう暗殺組織に命じた。中国最大の暗殺ギルド禰泥から3つの組織が行動を開始した。


又円岳率いる奇襲部隊が徐州との国境に待機していた。袁術の部隊も待機していた。

新・三国志 第1章 争乱編 その5


183年1月10日

秦王の17子である劉備玄徳が秦王の推薦で宋王に任じられた。


これで3月15日に行われる最高幹部会議で投票が行われ、その結果協王子が選ばれることになる。


その日は大いに祝いの大宴会が行われ、劉備も兄姉達に酔わされて寝込む事になる。


宴会は2日間続き玄徳は兄達に連れまわされて楽しい時を過ごした。


1月15日宋王となった劉備は徐州へ戻って内政に取り掛かる。


劉備配下の10武官


関羽 張飛 趙令 張遼 張洽 高覧 馬竜 雲望 鶴忠 眠程 


劉備配下の10文官


沮授 陳羣 陳登 陳宮 審配 逢紀 麋竺 南鳴 連記 唐旬


徐州城が宋王の居城となり20名の文武官が勢ぞろいした。


筆頭の勇将趙勇は跡継ぎの為長安の道場に戻った、代わりに将才の有る3男趙令が来ていた。


関羽、張飛、張遼、張洽、高覧は歴史通りの勇将・猛将達、馬竜は馬騰の一族では中々の手練れであり、馬超らに武術を教えた師匠でもあった。


雲望、鶴忠、眠程の3名は4年前の河南武術大会の上位入賞者だ、若いが彼らもかなりの腕前であった。


沮授、陳羣、陳登、陳宮、審配、麋竺、逢紀は歴史通りの優秀な文官達だ、


南鳴、連記、唐旬の3名もこれも4年前の文芸大会で上位入賞した優秀な若手の文官達だ。其れなりに武芸も出来るので護衛役にも適任であった。


太傅(護役で言わるるジイ)には忠義に厚い硬骨官の田豊が任命されていた。


これより劉備は宋王として任官後河南4州を治めていく事になる。


また洛陽の帝都には劉備の従兄の劉盆子が宋王の副官として任命される事になり、徐州に居る劉備に代わって宋王の職務を洛陽で代行する。


劉表殿も副官として次男の劉宗を出して劉備の補佐をしてくれることになった。


劉焉は高齢の為、一族の劉当を副官として劉備の補佐とした。


又江夏太守の後継者として長男の劉章が暗愚なためこれも一族より劉泊を後継者とした。


ただこれらの出来事を看過しない勢力がある!


河北の燕王たる劉角とその長男劉合、袁紹、円岳の一派が動き出していた。


まずは劉備の暗殺部隊が3個各100名が編成され、徐州、小沛、洛陽に出発していった。


又青洲の円岳は騎兵のみからなる奇襲部隊を編制し、徐州との国境に勇将翠明、連明からなる各1万づつの部隊が徐州城に攻め入る段取りを整えていた。


宋王就任をめぐる出来事は内戦の状態を醸し出していた。


実行者たる円岳は目標を劉備、劉表、劉当、劉盆子、劉宗の5名に定めた。


これらを皆殺しにすれば自らが推す弁王子を帝位に付ける事も出来るだろう。


彼らが皆殺しになれば誰も恐れて宋王に就くまい。われらが推す弁王子を皇帝とするには身内から宋王を推薦する必要があり、劉角虎が準備万端で洛陽に居る


又淮南の袁術も暗殺部隊を編成し、広陵に奇襲部隊騎兵3万余を集め徐州への侵攻準備が整っていた。


ただ先ずは燕王の手の内を見てから徐州攻撃と決めていた。何か弱点が見えるかもしれないからだ。


呉王劉千にも圧力を掛け自らが推す一族の一員である劉高を皇帝にするべく官邸に工作を行っていた。


勿論十常時(この物語では宦官ではなく、皇帝の待臣に過ぎない)には充分な袖の下を渡してある。十常時の中にも派閥があり4名が劉高を押していた。











燕王劉角や呉王劉千は自身の勢力の王子を皇帝に就ける為には現在の宋王劉備を3月15日の最高幹部会議までに抹殺する必要があった。


中国内部は内戦が勃発したような形成になっていた。3個の勢力の激突が開始される。

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