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伝説の生き物、エクスカリパー  作者: 渋谷かな
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ジュン7

ここは崩壊ジュン城。

瓦礫がカタカタと動き何かが瓦礫の下から這い上がってこようとしていた。

「ブワーア!? 何事ですか!? 死ぬかと思いましたよ!?」

瓦礫の下から現れたのは悪の大神官コンドールだった。

「痛い!? 体は傷だらけ!? 私の城は跡形も無く崩れてる!? いったい何があったというのですか!?」

城の中にいて、突然、天井が落ちてきて瓦礫の下敷きになったコンドールには、何が起こったのか分からなかった。

「大司祭様!? ご無事ですか!?」

そこに騎士のサンダーバードが大司祭を助けようとやってきた。

「んん!? 大司祭様の顔が!? 誰だ!? おまえは!?」

サンダーバードが見た大司祭の顔は人間の顔ではなく、悪の大神官コンドールの顔になっていた。

「しまった!?」

コンドールは手で顔を探ると、自分の素顔であることに気づく。

「正体を知られたからには死んでもらう。落ちろ! 必殺! ダーク・フォール!」

闇だ。コンドールが闇を創り出す。

「ギャア!?」

闇がサンダーバードを呑み込んで消えた。

「片付きましたね。それにしても、こんな暇なことが出来るのは、伝説のお邪魔虫を持っているドラゴンキングを倒した人間の男だけ。」

コンドールは状況を冷静に判断し、今回の事件の犯人をアインだと突き止めた。

「今から殺しに行きましょう。」

コンドールはジュン城崩落のダメージを受けていながらも、余裕の表情でアインを殺しに行こうとする。

「そうはさせない。」

コンドールの前に複数の人の影が立ち塞がる。

「おまえはここで死ぬからだ。」

現れたのはウァズワースとテュポーンファミリーだった。

「あなたは誰ですか? 他のは見たことがある顔がチラホラと。」

コンドールはテュポーンやエキドナの顔は知っているようだった。

「お元気でしたか? テュポーンさん?」

「ああ。おかげさまでな。まさか、おまえみたいな奴が大神官をやっているとは魔界も地に落ちたのだ。」

コンドールとテュポーンには何か因縁があるようだった。

「何を言う!? 権力闘争に負けて、エキドナさんと駆け落ちしたのはあなたでしょう!?」

少しづつだがコンドールが侮辱されてイライラしてきた。

「そうだったのか?」

「知らなかった。」

「お父さん、お母さん、カッコイイ。」

「恥ずかしいからやめなさい!?」

テュポーンファミリーは両親の馴れ初めを聞いて面白がっていた。

「残念ですが私はあなたたちの戯言に付き合っている暇はありません。すぐに魔王様に献上する人間の女を奪い返しに行かないといけないので。」

コンドールは手の平に闇を集め始める。

「行くことはできないから、安心しろ。それより自分の身を心配しろ。」

ウァズワースはコンドールに言い放つ。

「そうでしょうか? 落ちろ! 必殺! ダーク・フォール!」

コンドールはウァズワースを闇の中に落とそうとする。

「ギャア!?」

ウァズワースはコンドールの発生させた闇に包まれて呑み込まれ姿を消してしまう。

「ああ、口ほどにもない。あなた方の大将はもう死にました。それともテュポーンさんが大将ですか?」

コンドールは呆れた様子でテュポーンに問いかける。

「燃えろ、カス。」

「え?」

コンドールの耳元にウァズワースが現れる。コンドールは状況がまったく理解できていない。

「くらえ! 必殺! デビル・ファイア!」

ウァズワースは必殺の炎をコンドールにお見舞いするのだった。

「ギャア!?」

コンドールは炎に包まれる。


つづく。

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