表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
伝説の生き物、エクスカリパー  作者: 渋谷かな
59/81

メイ11

ここはメイの森。

アインたちが逃げた後に、ウァズワースの元にテュポーンファミリーが現れるのだった。

「逃げられたというより、見逃してくれたというべきか?」

ウァズワースは劣勢だったので、負けずに済んだことを良しとするのか、伝説の生き物を手に入れられなかったことをガッカリするのか複雑な気持ちだった。

「よく来てくれた。」

「ご無事で何よりです。ウァズワース様。」

テュポーンファミリーがウァズワースの元に集まってきた。

「すまない。ヒュドラを危険な目に合わせてしまった。」

「父さん、母さん、私は大丈夫ですよ。」

ヒュドラはアインとエクスカリパーの必殺技を受け半死状態だった。

「ヒュドラ、大丈夫か?」

「よくも! 私のカワイイ息子をこんな目に合わせて! 絶対に許さない!」

テュポーンとエキドナは親心で傷ついたヒュドラを心配し怒りも込み上げてくる。

「これも伝説の生き物の力だ。」

「な!?」

テュポーンファミリーも初めて見る伝説の生き物エクスカリパーの破壊力に言葉を失う。それほど強力な斬撃の傷跡であった。

「伝説のお邪魔虫という言い方は改める必要がありそうですね。」

「そうだ。相手をバカにしないで、真剣に戦うことを考えないといけない。」

ウァズワースとテュポーンファミリーは伝説の生き物エクスカリパーの恐ろしさに気づくのだった。



ここはメイの森。

アインたちはユニコーンの背に乗って空をかけて、ウァズワースやテュポーンファミリーたちの魔の手から逃れた。

「降りろ!? もういいだろう?」

ユニコーンはアインたちを背中から降ろしたかった。

「ダメだ! もう少し先まで行くんだ!」

アインは絶対にユニコーンから降りようとしなかった。

「はは~ん、そういうことね。」

森の精霊アイアタルはアインの考えが何なのか気づいた。

「ユニコーン! ここから右よ! 右! その方が早く着くわ!」

「おまえたちは何を言っているんだ? わかったよ。右に行けばいいんだな。」

ユニコーンは渋々と右に回った。

「見えた!」

するとアインたちの視界に、バジリスクの毒で死にかけている地面に倒れた牛のエアレーを見つけた。

「まさか!? おまえが言っていた牛か!?」

「そうだ! まだ息をしているみたいだ! ユニコーン! おまえの解毒する力で助けてやってくれ!」

アインは諦めていなかった。最初はユニコーンの悪びれた態度に困っていたが、ユニコーンはヒュドラの毒に侵された自分を助けてくれた。少しの望でもあればアインは最後まで諦めなかった。

「嫌だ。なんで私が・・・。」

「頼む! 助けられる命なら俺は助けたいんだ!」

「・・・今回だけだぞ。」

素直にエアレーを助けたくないユニコーンは妥協した感じでアインの言う通りエアレーを助けることを承諾した。

「やったー! ありがとう! ユニコーン!」

「良かったな! アイン!」

アインとアイアタルは手放しで微笑んで喜び合った。

「・・・。」

エクスカリパーはアインを信じていたのか、それとも眠っていただけなのか静かで大人しかった。


つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ