表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
伝説の生き物、エクスカリパー  作者: 渋谷かな
58/81

メイ10

ここはメイの森。

アインは毒に侵されて動けない。ウァズワースは必殺の炎でエクスカリパーごと燃やしてしまうとする。

「ハッハハハ! 燃え尽きるがいい!」

ウァズワースの放った炎でメイの森の一部が火で包まれる。

「いいのですか? ウァズワース様。伝説の生き物ごと燃えてしまわないかと。」

「その心配はない。伝説の生き物が私如きの炎で消滅させることが出来るのなら、手に入れようとは思わんよ。」

「はは、失礼しました。」

ウァズワースとオルトロスが話をしている間に炎が消えてきて火の中が見えるようになってきた。

「剣がない?」

ウァズワースは自分の目を疑った。伝説の生き物のエクスカリパーが無いのだ。

「どういうことだ? 私の炎で人間とユニコーンは燃え尽きたとしても、伝説の生き物であるエクスカリパーは残っているはずだ!?」

ウァズワースは周囲を見渡すがエクスカリパーはどこにもない。

「ここだ!」

ウァズワースは声のする上空を見上げた。

「なにい!? なぜおまえが生きている!?」

空にはユニコーンの背に乗ったアインがエクスカリパーを構えて聖なる光を集約していた。

「バカな!? 確かに私の炎で焼き殺したはずなのに!?」

ウァズワースはなぜアインが生きているのか理解できなかった。

「俺も毒と炎で死んだと思ったさ。だがギリギリの所でユニコーンが助けてくれたんだ!」

瀕死のアインを救ったのはユニコーンだった。



ここは回想。

毒に侵されて動けないアインと役立たずの変剣エクスカリパーが、ウァズワースの炎が飛んできて焼かれようとしていた。

「ユニコーン・デトキシフィケーション!」

ユニコーンは角から解毒ビームを出しアインの毒を取り除く。

「え!? 体が動く!?」

アインの体から毒が消え去った。

「早く私の背中に乗れ。」

ユニコーンは自分の背中に乗るようにアインに促す。

「おお。」

アインは手にエクスカリパーを持ちユニコーンの背に飛び乗った。

「ヒヒーン!」

ユニコーンは炎で焼かれる間一髪の所で天高く羽ばたいた。

回想終わる。



再びメイの森。

死んだと思っていたアインたちが生きていて怯んでいるウァズワース。アインたちは反撃に打って出る。

「分かるまい! おまえたちみたいな魔物には! 俺には守るものがあるから、こんな所で死ぬわけにはいかないんだ!」

「よく言った。アイン。それでこそ騎士道精神だ。」

アインとエクスカリパーの呼吸が一つになり剣が聖なる光で輝きを増す。

「なんだ!? この光は!?」

聖なる光はウァズワースを呑み込もうとするぐらい光り輝いていた。

「くらえ! 必殺! エクスカリパー・スラッシュ!」

アインとエクスカリパーの必殺技は地上にいるウァズワースに向けて放たれた。

「ヒヒーン!?」

その衝撃にユニコーンが踏ん張り切れずに体が揺れた。

「うわあ!?」

ウァズワースの足元にエクスカリパー・スラッシュが命中してしまう。

「しまった!? ズレた!? エクスカリパー! もう一度、エクスカリパー・スラッシュだ!」

「おお!」

アインとエクスカリパーは、もう一度必殺技を放とうとする。

「ダメだ。」

それをユニコーンが止める。

「どうしてだ? ユニコーン?」

アインはユニコーンに尋ねる。

「周りを見ろ。捕まったら最後だぞ。」

「え? これは!?」

ユニコーンに促されて森の周囲を見渡す。するとテュポーンファミリーにすっかりと囲まれていた。

「このまま逃げるぞ!」

ユニコーンは空を飛んだまま、この場を立ち去った。


つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ