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伝説の生き物、エクスカリパー  作者: 渋谷かな
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メイ9

ここはメイの森。

アインとヒュドラの戦いが幕を上げた。お互いに必殺技を駆使して相手を倒そうと必死であった。

「危ない!?」

技と技が衝突しようとした時だった。一匹のカニが飛び込んできた。

「ギャア!?」

カニはエクスカリパー・スラッシュを受けて倒される。おかげでヒュドラのダメージは半分くらいで命を救われた。

「カルキノス!? カルキノスか!?」

カニはヒュドラの友達だった。

「どうして!? こんな無茶なことを!?」

「今の一撃はおまえでも食らっていれば倒されただろう。友の役に立てて死ぬなら本望だ。」

カルキノスは言いたいことだけ言ってバタっと息を引く取った。

「カルキノス!? カルキノス!!!」

ヒュドラは友の死に心から叫んだ。かといってエクスカリパー・スラッシュを食らったヒュドラは戦いを続行できるような状態ではなかった。

「うわあ!? ど、毒が!?」

アインはヒュドラの必殺技を受けてしまい、毒に体が侵されて地面をのたうち回る。

「アイン!? しっかりしろ!? これではエクスカリパー・スラッシュが撃てない!?」

アインが毒に侵されて状態が万全ではないので、エクスカリパーも戦うことができないのであった。

「ヒュドラ!? 大丈夫か!?」

その時、メイの林檎園からオルトロスに乗って、ウァズワースがやって来た。

「私は運がいい。こんな所で出会えるとは。」

ウァズワースはアインがヒュドラの毒にやられていると一目で悟った。

「あいつは!? ウァズワース!?」

アインも山火事の時に出会った男だとすぐに気づいた。

「なんであんな奴がこんな所に!?」

エクスカリパーもアインが動けない時にウァズワースに会いたくないと感じた。

「オルトロスはヒュドラの手当てを。」

「はい。ウァズワース様。森にいるカラドリウスはダメージを吸い取ることができます。ヒュドラの傷を癒すことができるでしょう。」

「それは良かった。あいつは私がやる。」

ウァズワースはオルトロスの背から飛び降りる。

「ウァズワース様!? あいつは私の友の敵です!? 私に戦わせてください!?」

半死のヒュドラはウァズワースにアインとの戦いを嘆願する。

「ダメだ。その傷では。友の死を無駄にする気か? ヒュドラ、おまえは友の分まで生きるのだ。」

「・・・はは。」

ウァズワースはヒュドラを諭し納得させた。

「私は運がいい。憎っき人間を殺せるだけでなく、伝説の生き物まで手に入れることが出来るのだから。ほお、ユニコーンのおまけ付きらしいな。」

ウァズワースはユニコーンの存在に気がついた。そして手の平に火の玉を発生させる。

「ううう!?」

アインは毒が全身に回ってきてうなされている。

「しっかりしろ!? アイン!?」

エクスカリパーも心配そうだった。

「さすがの伝説の生き物も、持ち主が戦えないのではどうすることもできまい。私の炎に焼かれることを光栄に思え! デビル・ファイア!」

ウァズワースは殺意のこもった必殺の一撃をアインたちに放つのだった。


つづく。

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