メイ3
ここはメイの森。
アイン、エクスカリパー、アイアタルは川辺で休憩をしていた。
「川に島みたいのが流れてきたぞ?」
川に浮島のようなものが流れてきた。
「あれはアスピドケロン。浮島のような亀よ。乗ることもできるから乗ってもいいわよ。」
「本当に!? よし、乗ってみよう。」
俺は面白そうなので川に流れてきた浮島に飛び乗った。
「おお! 乗れたぞ! すごい!」
俺は浮島の上で飛び跳ねてはしゃいだ。
「ガオー!」
その時、浮島が揺れ出した。動き出したというべきか。
「うわあ!? なんだ!?」
俺は浮島の上でバランスを崩す。
「足!? タコの足だ!?」
川辺からタコの足のようなものが複数現れた。
「ギャア!?」
俺の足はタコの足に絡め取られる。
「なんなんだ!? 助けて!?」
俺は訳の分からないまま宙刷りにされる。
「ガオー!」
川の水面から巨大なタコが現れた。
「こいつはクラーケンだ!?」
森の精霊アイアタルも驚いた。
「クラーケン!? クラーケンは普通は海にいるだろう!? なんで川から現れるんだよ!?」
俺も聞いたことがある。しかしクラーケンは海に住んでいるので川から出てくることに納得がいかない。
「幻獣の森だからな。ハッハハハ。」
アイアタルは笑って誤魔化した。
「なんにせよ、敵の正体も分かったことだし、幻獣には伝説の生き物を。」
俺はエクスカリパーを手に持った。
「おい、そろそろ目覚めてくれ。」
出番がない時、伝説の生き物エクスカリパーはお昼寝をしている。
ここはメイの林檎園。
ウァズワース、クポクポ、ラードーン、ヒュドラは林檎を収穫中に休憩していた。
「何を騒いでいる。」
そこに双頭の犬が現れた。
「オルトロス兄さん。」
「実はラードーンが林檎の収穫に飽きたと言って怠けてるんです。」
「なに!?」
ヒュドラは兄のオルトロスに嘘を吐く。
「違います!? ヒュドラが嘘を吐いているだけですよ!?」
「本当か?」
オルトロスは疑いの眼差しでラードーンを睨む。
「はい! 林檎の収穫は楽しいです! ワッハッハー!」
ラードーンが笑って、その場を乗り切ろうとする。
「なんだ。不死の百頭竜に、猛毒の海蛇。どんな化け物の兄弟かと思えば2つ首のカワイイ犬。これなら燃やしても大丈夫そうだな。ウッシッシ。」
「心の声が漏れていますよ。ウァズワース様。」
悪い笑いをするウァズワースをクポクポがたしなめる。
「そこの2人はなんだ?」
その時、ウァズワースの笑い声にオルトロスがウァズワースとクポクポに気づいた。
「ウァズワースとクポクポです。2人は黄金の林檎が欲しいというので、林檎の収穫を手伝ってくれています。」
「なに!? 黄金の林檎だと!?」
ウァズワースたちの狙いが黄金の林檎だと聞いてオルトロスは驚く。
「ラードーンの兄です。この度は林檎の収穫を手伝ってくれてありがとう。」
「いえいえ。こちらこそ。私はクポクポ。こっちの不愛想なのがウァズワース様です。」
オルトロスとクポクポはお互いに挨拶をし仲良くなった。
「チャンス! こいつらを焼き殺して何の証拠も残さなければいいんだ!」
ウァズワースは3人を焼き殺すことを決意した。
「うおおおお!」
ウァズワースは手の平で火を集約する。
「お客様がいることを両親にも伝えてきますね。では。」
オルトロスはウァズワースとクポクポのことを両親に言いに行く。
「早!?」
オルトロスは瞬時に拘束のスピードで、その場を立ち去った。
つづく。




