表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
伝説の生き物、エクスカリパー  作者: 渋谷かな
43/81

エイプリル1

ここはディセンバー城。

「やった! 遂にお金持ちになったぞ!」

先の戦いで城主のスイティ、婿養子のザッハーク、ケイティ姫が戦死したために、貧乏なアインはディセンバー城の城主に暫定的であるがなることができました。



ここはエイプリル花畑。春のような地域で、陽気な気候から、色々な生き物が集まってくるという。

「何としても伝説の生き物を手に入れなければ。」

ウァズワースはエイプリル花畑にいた。

「そうです。ゴブリン最強のホブゴブリンも一撃で倒されましたからね。」

ウァズワースの部下、お供のゴブリンのクポクポである。

「鎧ではない。武器に魂が宿った伝説の生き物を手に入れなければ、アインのエクスカリパーには勝てない。」

ウァズワースはアインの師匠オーガスを演じ、目の前で見てきたから実感している。鎧よりも武器の伝説の生き物の方が強いと。

「ウァズワース様!? あれはニーズヘッグですよ!? 世界の終末を生き残るといわれている竜です!?」

お花畑に巨大な竜が現れた。

「ラグナロクか? 今の私は世界の終末に興味はない。見逃してやろう。」

ウァズワースは伝説の生き物しか関心が無かった。

「おまえさんたちうるさいぞ。ゆっくり昼寝もできん。」

その時、近くのお花畑で眠っていたドワーフが昼寝を邪魔されて起きてきた。

「すまない。起こすつもりはなかったのだが。」

ウァズワースは本当に伝説の生き物にしか興味が無く、関係ない者に危害を加えようと思わなかった。

「おまえたちは伝説の生き物に興味があるのか?」

「知っているのか!? 伝説の生き物について!?」

ウァズワースはドワーフが伝説の生き物について話をふってきたので食いついた。

「ああ、知っているとも。例えば、神オーディンの持つグングニルの槍も伝説の生き物だと言われている。その槍の材料は世界樹ユグドラシルの枝とも言われている。」

「ユグドラシル!?」

ドワーフの話は神オーディンや世界樹ユグドラシルなど、ウァズワースは架空の存在と思っていた話ばかりだった。

「さっきのニーズヘッグはユグドラシルを住処にしているとも言われている。後を追えばユグドラシルに連れて行ってくれたかもしれないぞ。」

「なに!?」

話を聞いてウァズワースは周囲を見渡すが、ニーズヘッグはどこにもいない。

「クポクポ! ニーズヘッグを探すんだ!」

「はい! 分かりました!」

クポクポは一生懸命にニーズヘッグを探す。

「伝説の生き物のことを知っている、あなたは?」

「私はファフニール。ただの鍛冶屋のドワーフだよ。」

ドワーフの名前はファフニール。

「人間は少し攻撃力の高い武器にラグナロクやファフニールなど、勝手に人の名前を付けて、歴史を変えてしまう。まったく迷惑な話だ。人間よりもドワーフの方が正しく伝承を後世に伝えているだけだ。」

ファフニールは得意げにドワーフのことを誇らしく語る。

「おまえは伝説の生き物は武器が最強と思っているみたいだが、盾は見たことがあるのか?」

「盾? 盾ですか?」

ウァズワースは予想外の言葉に戸惑う。

「そうだ。伝説の生き物の盾は、伝説の生き物の武器の攻撃を受け止める。さらに伝説の生き物の盾は攻撃もできる。」

「なんと!?」

ウァズワースはファフニールの言葉に惹かれていくのだった。


つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ