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伝説の生き物、エクスカリパー  作者: 渋谷かな
37/81

マーチ1

ここはフェブラリー村。アインたちはディセンバー城への帰路を歩いている。

「それにしても俺はいつになったらお金持ちになれるんだろう?」

俺の夢はお金持ちになり、イリーナと結婚することだった。

「それは無理ね。アインは貧乏神に取り憑かれているから。」

未来の伴侶のイリーナが愉快に完全否定する。

「ハッハハハ!」

ワイバーンやザッハークが面白いので笑う。

「ガオー!」

鱗の方そうな竜がアインたちの前に立ち塞がる。

「待ち伏せか!?」

アインたちはお気楽な凱旋モードから戦闘態勢になる。

「ダメ!」

その時、アインたちの前に小さな羽の生えた妖精が現れる。

「妖精!?」

アインたちは現れた妖精に驚く。

「クエレブレは優しい竜なの! 攻撃しちゃダメ!」

妖精は竜のことを知っているみたいだった。

「私はイリーナ。怖がらないで、妖精さん。あなたは竜の知り合いなの?」

イリーナが妖精に話しかける。

「私の名前はシャナ。元は人間だったけど妖精に転生して、クエレブレと一緒に平和に暮らしていたの。でも・・・。」

シャナは水の妖精で、とても竜のことが好きだと感じられた。

「でも? いったい何があったの?」

「魔王の手下のエイブラムというのがやってきて、ディセンバー城を攻め滅ぼすから、あなたたちの足止めをしろって言われたの。」

「なに!?」

「まさか!? フェブラリー山の竜も我々をおびき出すためのおとりだったのか!?」

魔王の手下の上官エイブラムの目的は、ディセンバー城だった。水の妖精シャナの言葉で初めてディセンバー城が襲われていることを知ったアインたち。

「クエレブレも攻撃されなければ悪いことはしないわ。それよりお城が心配よ。私たちも一緒に行くわ。」

「ありがとう。シャナ。」

アインたちはシャナとクエレブレを仲間に加えた。

「私は先に行かせてもらう。」

ザッハークは人間の姿から3つ首竜の姿に変わっていく。

「ギャア!? 人間が竜になった!?」

初めて見るシャナは驚いた。

「ザッハークも元々は竜だからね。」

「そうなの? 竜も人間になりたがるのね。」

元々は人間だったシャナはザッハークの気持ちが分からなくもなかった。

「ディセンバー城で会おう!」

「ケイティたちを頼んだぞ!」

アジ・ダハーカは大空を飛んでディセンバー城に向かった。

「俺たちもディセンバー城に向かおう!」

「おお!」

アインたちは再びディセンバー城を目指した。



ここはディセンバー城。魔王の手下の上官エイブラムが城を占拠してしまった。

「死ね!」

「ギャア!?」

エイブラムの一撃で城主のスイティは殺された。

「お父さん!?」

ケイティも父親が殺される姿を見てしまう。

「さあ、姫。父親のようになりたくなければ、この私と結婚するのだ!」

「嫌です。あり得ない。私、既に人妻だし。」

「重婚すればいいのです。ワッハッハー!」

「気持ち悪い・・・。」

エイブラムはケイティに求婚するが、ケイティは完全否定する。

「まあ、いい。あなたの仲間を皆殺しにすれば、あなたの気持ちも変わるだろう。」

「なんですって!?」

エイブラムはケイティに脅しをかける。

「特に裏切り者のアジ・ダハーカなんかは殺しがいがありますな。ワッハッハー!」

エイブラムは魔王を裏切って人間に味方しているアジ・ダハーカを許さない。

「ザッハーク・・・。」

ケイティは愛するザッハークの無事を祈るのだった。


つづく。

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