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伝説の生き物、エクスカリパー  作者: 渋谷かな
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ジャニュアリー2

ここはジャニュアリー洞窟。俺とマモン兄貴は相棒になり、洞窟に眠る金塊を見つけようとする。しかし翼のある蛇のアンピプテラが俺たちの前に立ち塞がる。

「起きろ! エクスカリパー!」

俺は寝ているエクスカリパーを起こそうとする。

「まるで私が寝坊助みたいな呼び出し方はやめてくれないか? 起きろの所を、目覚めよに変えて、もう一度やってみよう。」

聖剣エクスカリバーの模造品ではあるが、人一倍プライドが高い劣等感の塊のエクスカリパー。

「分かりました。」

俺はエクスカリパーの一度言い出したら聞かない性格なのを知っているので、諦めてエクスカリパーのテイク2に付き合うことにした。

「目覚めよ! さすがのエクスカリパー!」

俺は恥じらいもなく見栄捨てる。

「おお! 我に選ばれし者よ!」

こうして無事にエクスカリパーは目覚めた。

「やればできるじゃないか、アイン。」

「どうも。」

アインはエクスカリパーの労いの言葉にも関心がないくらい、偉そうなエクスカリパーの態度にも慣れた。

「おまえも苦労してるんだな。相棒よ。」

傍で見ていたマモンの目から涙が流れる。

「分かってくれますか!? 俺の苦労を!?」

俺を見て兄貴が同情して涙を流してくれるのが嬉しかった。

「分かる! 分かるぜ! 相棒!」

「兄貴!」

俺と兄貴は抱き合って涙を流して分かち合った。

「俺は苦労を努力に変えます。」

俺はエクスカリパーの力を借りたいから前座を演じただけである。

「エクスカリパー。今度の敵はあいつだ。」

俺はアンピプテラに向かい合いエクスカリパーに話す。

「3つ首竜に比べれば、私の敵ではない。」

今までに激しい戦いを生き抜いてきた俺とエクスカリパーには余裕があった。

「いくぞ! さすがのエクスカリパー!」

「おお! アイン! エクスカリパー・スラッシュだ!」

俺は聖なる光を放つエクスカリパーを構え、アンピプテラに突進していく。

「でえやあああああ! 必殺! エクスカリパー・スラッシュ!」

俺は必殺の一撃をアンピプテラに放つ。

「ガオー!?」

俺はアンピプテラを倒した。

「すごいぞ! 相棒! 簡単に翼のある蛇を倒しちまった!」

兄貴は俺の予想以上の活躍に感激していた。

「どんなもんです。これが俺の金塊を欲する欲望の力です!」

どうしてもお金持ちになりたい俺は堂々と言い放つ。

「それでこそ相棒だ! さあ! 先に進もう!」

「おお!」

俺と兄貴は金塊を目指して意気投合していた。

「すごいな。聖剣エクスカリバー。」

兄貴は俺の剣を聖剣エクスカリバーと勘違いしていて、ニヤッと笑う。

「兄貴、何か言いましたか?」

俺は兄貴の独り言を聞いたような気がしたので尋ねる。

「なんでもない。さあ! 金塊は目の前だ! いくぞ! 相棒!」

「おお! 俺は金持ちになるぞ!」

俺たちは洞窟の奥に進んでいくのだった。


つづく。

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