表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
伝説の生き物、エクスカリパー  作者: 渋谷かな
24/81

ディセンバー12

ここはディセンバー城のベランダ。俺とエクスカリパーと、ザッハークの戦いが終わり、ケイティとザッハークの結婚が決まった所に、ノーベンバー町にいるはずのイリーナとオクトーバー村の人々がやって来た。

「イリーナ!? どうして、ここへ?」

俺はイリーナに会えて嬉しいが不思議だった。

「実はノーベンバー町が蛇の大軍に襲われたの!?」

「なんだって!?」

本当にノーベンバー町は蛇だのコブラだのキングコブラなどの蛇の大群に襲われた。

「あ、忘れてた!?」

ザッハークは大量の蛇をノーベンバー町に送った張本人だった。

「忘れてたで済むか!?」

俺はこんな物忘れの酷い男に負けたのだった。

「オーガスが私や村の人々を先に逃がしてくれたの!」

「さすが師匠!」

イリーナたちが無事にノーベンバー町を脱出できたのは師匠のおかげだった。

「こうしてはいられない! すぐに師匠の応援に行かなければ!」

俺は師匠を少しでも助けたいと思った。

「誰を助けに行くって?」

「その声は!? 師匠!?」

噂をしていたら師匠が涼しい顔で現れる。

「無事だったんですね。良かった。」

イリーナは心配していたオーガスの顔を見ると安心する。

「すまない。あの後、蛇を一掃するために町に火を放ってしまったんだ。」

正解はオーガスこと、ウァズワースがデビル・ファイアで蛇を焼き、町を火の海にしたのだった。

「仕方ありませんよ。みんなの命の方が大切です。」

「そう言ってもらえると助かる。」

イリーナはオーガスに優しい言葉をかける。

「師匠は相変わらず強いな。」

「アイン。おまえも男らしくなってきたな。」

その時、師匠の目にケイティと寄り添っているザッハークが目に留まる。

「あちらの方は?」

「あれはマンス王国の王族ザッハークさんです。今度、ケイティと結婚するんです。」

「ほ~う。それはめでたい。」

師匠もケイティとザッハークを祝おうと2人に近づく。

「おめでとうございます。」

オーガスはザッハークに笑顔で手を差し出す。

「あなたは?」

「私はマンス王国の秘密部隊ムーン所属のオーガスと申します。」

「ムーンの方ですか。ありがとうございます。」

オーガスとザッハークは握手をかわした。少しザッハークはオーガスが秘密部隊ムーンの者だと分かると戸惑った気がしたが俺の勘違いだろう。

「ケイティ、結婚おめでとう。」

「ありがとう、イリーナ。」

イリーナとケイティの女性陣も喜びを分かち合っている。

「どうせ俺は貧乏さ・・・。」

他人の幸せが俺には眩しかった。俺はいつになったら貧乏から脱出でき、お金持ちになることが出来るのだろうか。


つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ