ディセンバー10
ここはディセンバー城のベランダ。聖なる光騎士の俺とエクスカリパーと、有翼の竜蛇騎士のザッハークの戦いが始まろうとしていた。
「いくぞ! ザッハーク!」
「来い! エクスカリバー!」
俺とエクスカリパーと、ザッハークの騎士同士の正々堂々とした戦いが始まる。
「くらえ! 必殺! エクスカリパー・スラッシュ!」
俺はエクスカリパーに聖なる光を溜めて、必殺の一撃を放つ。
「必殺技があるのが自分だけだと思うなよ! ドラゴン・スネーク・スラッシュ!」
なんとザッハークもドラゴンと蛇の波動を俺を目掛けて放った。
「グググググッ!? やるな。」
「おまえもな。さすがエクスカリバーだ。」
お互いの必殺技同士がぶつかり合い、どちらも剣を振り抜くことが出来なかった。
剣と剣がぶつかり合い風圧でディセンバー城が壊れていく。
ここはディセンバー城の上空。竜のサブリナの背中にいるスイティとケイティの親子。
「このままでは、私の城が!?」
竜のサブリナに乗って上空に避難した城主のスイティは自分の城の心配をする。
「よし! 決めた!」
娘のケイティは聖騎士と竜蛇騎士の戦いを見て何かを決めた。
再びディセンバー城のベランダに戻る。俺とエクスカリパーがザッハークと戦っている。
「アイン! 騎士道精神を輝かせるんだ! 大技をお見舞いするぞ!」
「おお!」
俺は騎士道精神が何なのか分かっていないが、目の前の騎士に負けたくないと思った。
「俺は絶対に負けない! 負けるもんか!」
俺の想いの高鳴りと共に聖なる光の鎧から聖なる光が、さらに輝いて放たれる。
「おもしろい。私も本気で勝ちたくなった。騎士として、この戦いに負ける訳にはいかない!」
ザッハークも伝説の聖剣エクスカリバーを相手にしていると勘違いしているからかムキになって竜蛇の鎧から、さらに強い竜蛇の覇気を放つ。
「アイン! 超必殺! エクスカリパー・ホーリー・スラッシュだ!」
エクスカリパーは新たな必殺技を繰り出そうと聖なる光を剣に集約する。
「超必殺!? エクスカリパー・ホーリー・スラッシュ!?」
俺は必殺技の長い名前に舌を噛みそうになるが、その間も聖なる光はディセンバー城に五芒星を描き続けている。
「手加減は終わりだ! トリプル・ドラゴン・スネーク・スラッシュ!」
竜と蛇の覇気のドラゴン・スネーク・スラッシュだけでも強大な破壊力なのに、ザッハークの超必殺技はドラゴンの覇気が3つ首なので3倍の破壊力になる。
「ストップ!」
その時、ケイティが俺とザッハークの間に舞い降りた。
「ケイティ!?」
「どけ! 姫! 騎士の戦いに割って入るな!」
俺とザッハークは突然のケイティの乱入に驚いた。
「嫌よ! どかないわ!」
ケイティの表情は真剣だった。
つづく。




