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Strange Labyrinth  作者: グラフたん(graffiti)
第一部 -Desire prayer- ディザー プライヤー
1/5

 プロローグ

 広がっていたのは草原。

 どこまで続いているのか俺にはわからない。

 何一つ遮るものもないここは、なぜか心寂しさを感じさせた。

 先程から吹いてくる風は、寒暖なく、どこから吹いてきているかもわからずただ、

吹いているという事実だけしか理解できない。


 ここには、俺に前にもう一人、黒いフードを羽織、背を向ける男がいた。

 その背には何か物悲しさを感じさせた。

この心の寂しさとは違う何かだった。

 その後ろ姿は、不意にも、俺に美しさを感じさせた。

 

 俺が、声を掛けようとすると、異変に気付いた。

 体も口も一切動かないのだ。更には、目の前のあの男も動かないのだ。

 ・・・どうやら、何もできないらしい。

 俺とあの男は、ただ、立ち尽くしていた。


 いくらか時間がたった。しかし、どれだけ経ったのかは、わからない。

 ここまでの記憶がどうもわからない。ごちゃごちゃだ。

 いつの間にか、風は強くなっていた。

 でも、どこから吹いてきているかわからない。もしかしたら幻かもしれない。

 そして、徐々に俺の意識が微睡みかけているのに、今になって気付いた。

 それでも目の前の男は動かない。

 ”あの男はいったい何者だろうか〟

 俺の意識は途絶えた・・・


 あの男が俺に向いたのを最後にして・・・


 俺の意識が途絶えたとき、これが()()()()()()だと、そして()()()()()()()だと気づいた。

 きっと今回も忘れるだろう・・・







        憧れ              慢心

               共感

     怒り             不快  

                        悲しみ

         迷い

                     欲望

           そして、在り方。


           何も知らないから、

       自分の事ですら、わからないから、

           

           だから・・・!!!



         生きることに意味がある。




      ―――だから俺は、俺たちは、幸せは願わず、


           自分の生死すら選べる、

           

             自由を願う。




はじめまして。吹風友泣です。

「Strange Labyrinth」読んでいただき、ありがとうございます。

初めての作品です!手繰り探り頑張っていこうと思います!どうぞこれからも、よろしくお願いします。

第一部ーDesire Prayer-

ぜひ、次話もお楽しみください。

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