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俺たちの普通の朝
すやぁ…すやぁ…すやぁ…、と寮友の小気味いい鼻息をBGMにぼんやりと眠気を噛み締めてベッドに重さを預ける俺は星野原光輝。
ただの高校一年生のただの宇宙人だ。
…おや、待てよ。みんな宇宙から来たからここではヒューマン以外みんな宇宙人では?…そんな面倒なこと、考えなくてもいいか。
って待てよ、時間は?何時?何分?ワッツタイムイズイット?…おいおい、こいつぁやべぇぜ。寝坊助坊主な寮友を起こしてやらねぇと。
俺は手頃なティッシュ箱にピピッと超能力を飛ばして寝坊助な寮友の可愛い眉間にごつん、と当ててやった。
するとそいつは「あぁぁぁああァ!?!」とか叫んで二段ベットの上から落ちてきた。
ちなみに、これ、日常だから鬼畜宇宙人な俺は三回目くらいで慣れた。
「おい寝坊助坊主。起きろよ。」
「う…うン…分かったかラ…分かったかラ、毎朝ティッシュ箱をぶつけてこないデ…ボク、アホになっちゃうヨ…」
このこのままじゃアホになる寮友は、化沢霊視。
愉快なお化けだ。
「優しーい俺が起こしてくれて平和に学校行けるのとぉ…優しーくない俺が無干渉で起こしてくれなくて遅刻魔王霊視になるの、どっちがいいかい?」
「ぐッ…ゼ…前者…デ。」
そんな平和ないざこざを繰り広げつつ朝飯を食べつつ、俺たちは学校に向かった。




