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改行を増やしてみました。貴重なご意見ありがとうございます。

8/11 改行を増やしました あと気になってた表現を若干修正

 CONNECTを見ると記述があった。トムからだ。


「鈴木さん。椅子ですが今日の夜、二十二時か二十三時位に、持って行ってもいいですか?」


「全然構わないよ。許可を出しておくから勝手に入ってくれ。すぐにログアウト出来ないかもしれないから、勝手に置いて勝手に出て行ってもいいぞ」


 トムの生体認証は済んでいる。セキュリティに許可の登録をしておく。来たらホームセキュリーを通じて、ゲーム側にコメントが出るようにした。


 お昼を食べ終え、トイレよし、スポーツドリンク飲んだ、じゃゲーム開始だ。ゲーム時間十七時だ。


 

 脱兎を使いならが草原を移動する。他のプレイヤーが到達するまでが勝負だ。

 ブラウメーアの近くには狼の集団が昼も夜もいるので、そう簡単には街に入れないはずだ。

 ちなみにクローネシュタットとブラウーメーア間にいる化物は、狼の群れ、熊、野鳥、狐、蛇で、林にはデカイ蜘蛛がいた。

 あくまでも沸いている敵だけだ。どれも手を出していない。特に林には近づけない、確認はしていないが蜘蛛の巣があったらやばそうだ。

 狐っぽいやつなら行けるかもしれないが、戦闘中や歩いていたら別の化け物が出てくるかもしれない。

 今はとにかく金だ。



 街道にはNPCの商隊がいて、たまに化物や人型のNPCと戦闘している。そろそろ夜だから野営するはずだ。無駄に作り込みが多いな。街道に誰もいなければ街道を脱兎で走るのに。


 考え事をしていたら、子狐にぶつかりそうになった。AIが自動で避けてくれる・・・ん?。

 何か引っかかるような。何だろう?と更にぼーと考えていたら木に近づきAIが避けてくれる。

 あぶないわー。AIが避けてくれるかも知れないがもうちょっと真剣に帰ろう。



 ゲーム時間十九時。クローネシュタットに近づいた。


 悪目立ちすると儲け話に影響が出るかも知れないので、人前で脱兎はできるだけ使いたくない。

 この時間なら兎も穴から出ないはずだ。時間が勿体ないので、全速力で門に向かって走る。

 現実では疲れるから全力では走らないけど、ゲーム内なら肉体的な疲労は無いみたい。

 しばらく走っているとHPが減り始めた。ううおおなんだ毒か?

立ち止まってポシェットから毒消しを出したけど、どうも毒っぽい感じがしない、HPの減りが止まった。

 もう一度全力で走るとHPが減り始める。止まるとHPが減少しなくなった。あー全力で走るとHPが減るのね。


 確かに制限掛けないと長距離の移動は、皆な全速力で走っちゃうからな。

 良い子はそんなズルしちゃだめだぞ。



 商会で報告をして、南門側のギルド出張所に向かう、ギルド内のプレイヤーは少なくそれほど騒ぎにもならない。ギルドでクエストの報告して一万マールを入手。

 商会の売店で、ポシェットを十万マールで購入して中央公園に向かう。

 空き枠は五十四枠。薬草や毒消しを捨てればもっと儲けられるが、勿体無くて捨てられない。


 肉と皮を三十五マールで二千七百ずつ買取バザーを出す。前回より色を付けたからもう少し速い時間で集まるかも知れない。


 ゲーム時間はそろそろ二十時、日本時間十五時か。ちょっと早いけど、放置露店してログアウトする。



 さて、一時間から二時間位経過しないと数が集まらないだろう。

場合によっては、四十以下で売りに出している人からも買う必要があるかもな。

 待ってる間暇なので、戦闘の避ける動作について考えてみる。ロジックを一から考えるのは面倒だし、一番楽に実装するとしたら、自分で使いたいモーションを登録するのが早いだろう。


 でも座標の計算や登録が面倒だな。う~~~ん。そういえばモーションキャプチャーのプログラムがあったはずだな。それをAIサポートをオフにしてゲーム内で使えばいいな。



 そろそろ日本時間十六時半、ゲーム時間にしたら午前零時、そろそろ日付が変わるはずだ。ログインしてみる。


 買取が終わっていた。よし。ゲーム時間で零時になり、お詫びが届くので受けとる。

 西門近くのギルドに行きお使いクエを五個受ける。商会にいき、門までの途中で串焼き屋で二本買って食べる。元気が出る気がするー。



 ブラウメーアに到着。ギルドに行き買取をお願いする。相変わらずドキドキする。


「肉が二千七百個で十九万四千四百、皮が二千七百個で十九万四千四百、合計三十八万八千八百だね」

「三十八万八千八百マールでよろしいですか? はい いいえ」


 はい。うーーん美味しすぎるう。相場を確認すると、兎の死体は百、肉と皮は六十マールだった。もう一往復出来れば、ざっくり十万くらいは稼げそうだけど、なんか飽きてきたな。

 それにこの価格なら違和感無いから、他の街の相場に差がある事に気がつかないかもしれない。

 となると、いち早く他の街に行こうと思う人が増えないかも。その間に私が別の街で売り抜ける。くくく・・・いいじゃないか。 でぇーもぉ~~レベルも上げたいんだよねぇー。悩むなあ。



 よし決めた!帰って報告して避けるモーションを取得してAIに組み込む。実際に戦闘して修正。薬局に行って残金を支払ってスキルが覚えられるか確認。とりあえずここまでするぞ![今日中じゃないぞ]



 ゲーム時間六時、日本時間一九時半、クエストを終わらせてクローネシュタットの西門側ギルド出張所で報告して、夕飯を食べるためにそのままログアウトドアからログアウトする。


 ゲーム内のお金も少し溜まったし。孫娘に何か買ってあげるかなー、でも装備を整えるにはまだ金額が足らないか。

 自分の装備も整えてからかなー。それにこのキャラで会うのはなー。うーん。

 戦士の初期装備は木剣だったな。スラッシュって剣ぽいスキルな気がする。銅の剣が十万マールだし、これくらいなら何とか・・・。


 夕飯を作成しつつ、CONNECTに書き込みをする。


「ゲームの調子はどうだい?」


 すぐに返信がきた。

 

「楽しいですー(*゜▽゜*) 装備も整ってきたし。このあと狩りに行く予定」


「楽しんできてね。ちなみにどんな装備なの? |д゜)」


「全身革だよ。革の盾、革の服上下、革の靴、革の帽子、革の手袋、そんで銅の剣 (≧∇≦)/」


 グハッー。何もんだよコイツ。あれか学校行ってないのか?引きこもりだったのか。ちょっと娘に電話して孫娘の様子を聞いてみるか、いや待て、勘違いして「おじいちゃん嫌い」とか言われてもまずい。


「すごいねえ\(^o^)/ ところで全部それ買ったの高くなかった?」


「ううーん。全部敵から拾ったのー。銅の剣はオークが落として、たまたま抽選で手に入れたの。

革装備はゴブリンやコボルトが出すよー(n‘∀‘)η 」


 あー 一人だから全然狩ってなかったけど。ゴブリンとかコボルトが北門側に出るっていってたね。確かに人型の敵なら、装備を持っていてもおかしくないかもしれない。

 もう少し強くなったら、装備狙いで挑んでみるのも楽しそうだな。



 飯、風呂を済ませて、二十一時。後一、二時間でトムが来るな。

ゲームにインしてモーションキャプチャーだけ取るかな。

 ギルドで野犬討伐とウサギ討伐を受けてから、西門側の街で人気が少ないところにいき、AIサポートをオフにしてモーションキャプチャー用の動作をする。


・上半身を前に屈めたり、左右に逸らすような動き


・小刻みなフットワークで左右に動く


・杖を使っていなす。突進してくる相手の横を突きながらかわす


 格闘技なんてやったことがないから思いついたのはこんなところだな。

 それぞれ何パターンか実施して、門の外に出てテントを張りログアウトする。


 モーションを編集しているとトムがきた。


「すみません夜分遅くに。椅子運び入れちゃいますね。」パワードスーツを装着したトムが、重そうな椅子を楽々に運び込む。軽く雑談をしながらセットアップし、直ぐに帰っていった。

 一応モーション編集が終わったし、二十三時を過ぎたので寝ることにする。


 明日は、薬局いってスキルの確認。それとレベル上げとモーションの調整だな。


装備品

ランタン、布の服上下、布の靴、木の杖、ギルドカードEランク


ポシェット*2個の中身 六枠

薬草二十九個、毒消し三十個、HP回復ポーション三十個、テント一個、剥ぎ取りナイフ、

火種四個


所持金四十六万二千四十マール  分納調合スキル代残り七万

LV二  経験値:四百八十二


参考:お使いクエの内容

・納期が十日後[当日含まず]、一品目千マール。一日短縮で百マール追加。

 一クエストあたりの品数十個  当日に済ましているので、一クエあたり二千。




更新出来ないかもと言って更新する詐欺。でも本当に明日は無理だと思う。



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