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夏生詩集

愛しい時間

作者: 夏生

愛しい時間ほど

無碍にしてしまう

煩わしく思ってしまう


限りある時を

忘れてしまって

乱暴に流してしまう


愛しい時間を

かき集めて抱きしめて

頬づりできればいいのに

なんて

悔やみながら思ってしまう


愛しい時間を真空パックにして

保存できればいいのに


1920年代のパリに

ランプの中に黄金の時代の空気を

閉じ込めようとした人がいたっけ


愛しい時間

忘れてしまいたい時もある

辛苦の時

思わぬ刃になることがあるから

心を壊すのは悪ではなく愛なのじゃないか

本当は





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― 新着の感想 ―
[一言] 読ませていただきました。 ジャズが流れているようなムードのある素敵な作品ですね。 >心を壊すのは悪ではなく愛なのじゃないか 本当は ↑ここにやられてしまいました。 ありがとうございまし…
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