「4低」「3生」「嫁ベーシックインカム」などの「スペック婚用語」を見ていると悲しくなる
筆者:
本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。
女性から男性に求める言葉としてバブル時代は「3高(高学歴・高収入・高身長)」
平成後半から令和にかけてから「4低(低姿勢・低依存・低リスク・低燃費)」や「3生(生存力・生活力・生産力)」が重視されるようになっているようです。
一方で男性側から女性を「嫁ベーシックインカム」といった表現をすることもあるようです。
僕はこのような見方では、仮に成婚することが出来ても結婚生活が長続きしなかったり、ぎくしゃくした関係になってしまうのではないのか? 少子化が加速するのでは? ということについて個人的な意見を述べていこうと思います。
質問者:
用語をちょっと見た感じだとバブル期はどちらかと言うと上昇志向みたいな感じでしたが、今はどちらかと言うと「リスク管理」みたいな側面が強そうですね。
筆者:
そうですね。今は昔よりも転職がしやすくなり、大企業に終身雇用と言う感じでもなくなってきているんですね。AIなどの技術開発が過渡期にある時代だと思うので「絶対的な会社」というのも無いのかなと思います。
そんな流動性が激しい時代ですと、どうしても現在の年収も大事ですけど「それを維持できるのか?」みたいな感じになってくるんだと思います。
「4低」と「3生」についてもう少し深堀りしてみますと、
・低姿勢 ⇒ 威張らない、高圧的ではない、紳士的
・低依存 ⇒ 妻に家の雑務を任せきりにしない。
・低リスク ⇒ リストラの心配がない職業についている。
・低燃費 ⇒ 浪費家でない。節約できる人。
・生存力 ⇒ トラブル対処能力
・生活力 ⇒ 家事も経済的にも自立している
令和版で一つ気になる点は、「あんまり結婚のメリットが男性側に無さそうだな」と思ってしまう事です。
男女ともに稼ぐことも家庭のことも求められて大変です。
女性側も働かなくてはいけないほど男性の実質的な手取りが減少している、「ステルス増税」の様相が全ての根源にあると思っていますけどね。
結局のところ政府が現役世代への負担を大きくし過ぎていることが問題なんですよね。ここでは詳しく深堀はしませんけどね。
質問者:
でも、現実問題として結婚する際に「見た目」や「年収」みたいな要素は大事だと思うんですけど……。
筆者:
ただ、こういった「スペック婚」の様相は
相手を1人の人ととして尊重しつつ配慮している感じがしないんですよね。
勿論、数字で分かる面と言うのは非常に大事だと思います。婚活サイトなどで登録している人数は星の数ほどいますから、検索で絞り込みをかけないと時間が無駄になりますからね。
ただ何というかスペックだけで見ていると非常に大事な視点が欠けている気がするんです。
質問者:
筆者:
やっぱり、人間誰もが「居場所」を求めていると思うんです。
いくら相手が見かけが素晴らしくて年収が高くて家事ができても、ギスギスした雰囲気だったり、浮気を陰でしていたら問題だと思うんです。
質問者:
筆者:
現代の「4低」と「3生」は「このスペックを満たしているのだから安全だろう」と言うような「データの裏付け」だけで見ている気がするんです。
これの男性側から見た用語で一部のネット用語で「嫁ベーシックインカム」と言う言葉があります。
「妻が外で稼いでくれるおかげで、夫である自分の最低限の生活費が永久に保障される」
質問者:
何か男女ともに非常に打算的ですぐに上手くいかなさそうですよね……。
筆者:
ただ、マッチングアプリのスペックでの結婚と言うのは離婚率は低いそうです。これは国内外のデータで多少の幅はありますが明かのようです。
しかしマッチングアプリは「いいね!」などで可視化されたデータで上位の男女だけが選り取り見取りの「勝者総取り」みたいな性質があるので、ある意味満足度は高いのかもしれません。
ただ、結婚できないそれ以外の「弱者」にとってはアプリ会社から搾取され続ける構図なのかなと思います。
スペックで推し量る用語が流行れば流行るほどこうした状況がさらに固定されてしまうのかなと思います。
そして、そのスペックに満たないという事で検索にも引っかからない――そう思った方は結婚をしようとすら思わなくなるという事です。
◇では、どんな相手と結婚すれば良いのか?
質問者:
確かにマッチングアプリだと「もっといい相手がいるかも」と言う感じになっちゃいますからね……。
筆者:
勿論、愛と空気では飢え死にしますし、雨露もしのげません。
ただ、ある程度の「生活最低限レベル」をパートナーが満たしてくれるのなら、+アルファ―で「自分の居場所になるか?」と言う点が最も大事じゃないかと思います。
こればかりは形容しがたいんですけど、
「自分の好みドンピシャじゃないけど一緒にいると安心感がある」
質問者:
確かに「ホッとできる人」みたいなことはスペックでは分からないですからね。
筆者:
後は意外と「学生婚」の方が結婚しやすい気もします。
これは女性側にとっては不利ですが、男性側としては一番重視されがちな「年収」と言う側面で見た場合は「ほぼ全員ゼロ」であるためにほとんど考慮されず「将来性」と言う何だかボワッとしたもので評価されるからです(バイトで稼いだ額はあまり評価されないでしょうし)。
年収と言うのは必ずしも努力と比例しませんからね。
重労働で休みが無くても年収が低いという事はザラですからね。
”学生の間だけ”スポーツでも勉強でも努力にある程度比例して成果が出ると言う点で加点されるために実は多くの男性にチャンスなんですね。
質問者:
なるほど……努力しても報われない可能性はありますけど、それでも「年収で測定」よりはマシだという事ですか……。
という事は逆を言うと女性は学生の間で結婚相手を決めてしまうという事は損だという事ですか?
筆者:
そうですね。同年代同士であれば損ですが、既に就職されている相手ですとおおよその年収が分かると思います。
ただ、若いうちから結婚することで「家族を支える自覚」みたいなものも生まれると思うので、相手が責任感がある方なら学生の内で結婚するのもアリだと思いますね。
男性側は「若ければ若いほど女性を高く評価する(下限は自分が年上の場合は20歳ぐらいでしょうけど)」傾向にあるので、男女ともに少しでも早くから婚活は始めた方が良いというのが僕の結論です。
一般的に「平均結婚年齢」に近くなると焦って婚活を始める方が多い印象があるんですけど、それだともう出遅れている印象がありますね。
ただ、いくら「出遅れた」と思っても熱い結婚願望があるのでしたら1日でも早く開始しないと更なる手遅れになると思いますね。
◇結婚は別に「ゴールではない」
質問者:
「晩婚化」が進んでいる印象があるので「焦らなくて良いかな?」とか思っちゃいますけど、実情は違うんですね……。
筆者:
ただ、そもそもの話として僕は「結婚」と言うのは「ゴール」とは全く思っていません。
「別のレギュレーションで再スタート」し、子育てやパートナーの関係と言った大成功すれば独身よりもプラスの上げ幅が大きいものなのかなと思います。
人生のゴールって何だろう? と思った際に「死ぬ間際の満足感」や「後悔しない生き方」だと思います。
ただ、結婚して子供がいるとその「死ぬ間際に周りにいる人」がいる可能性が上がるのでその点はプラスの満足感の可能性が上がるという事です(もちろん子供がいても仲が悪い可能性もあります)。
質問者:
(ゲーム脳っぽいからなこの人……)
なるほど……いったい何に満足するのか、後悔しない選択とは何か……よく考える必要があるという事ですね……。
筆者:
何だか話は凄く飛んじゃいましたけど、「スペック婚」は「後悔しない生き方なのか?」それをよくよく考えていただければと思いますね。
それが自分の価値観で、後悔しないのであれば何ら問題は無いですし、それがその方にとっての「正解」だと思いますからね。
世間に流されず自分で考えることが、とにかく大事だと思います。




