第4話
「では、今回の実験、というか正確に言えば行き当たりばったりの作戦についてのブリーフィングを開始します」
そして慌てて名乗った。
「あ、今回の報告をするアルフレッド・グッディです。どうぞよろしくお願いします」
軽く会釈をしてきた。
ようやく、それから続きを話してくれる。
「えー、今回はすでに資料に目を通していただいたかと思いますが、世界が滅亡する際に人類を存続するために計画の一つとして実行されます。国連や国連軍その他さまざまな組織で行われているのは惑星外移住と今回のように対象物の安全圏での破壊、大きく分けてこの2つになります。しかしながら、地球外に移住する場合は移動するロケットの問題により人数が決まってしまいます。また対象物の破壊はその構造や質量その他の問題によって真に安全に破壊できるかどうかにかかってきます。これらにより人類をほぼ全員救い出すということは土台無理なんだという結論に至ることが往々にしてあります」
実際その通りだろう。
「だからこそのこの実験になります」
語気を強めてアルフレッドは話を続ける。




