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第34話
部屋の中をぐるっと見回してみると、再びベッドに腰掛ける。
ずいぶんと明瞭になってきた部屋の中と、そこから見える外の風景ではある。
一見するだけでは全く現実との違いというのが分からないわけではあるが、外の雲の形が円盤型UFOだったり、イルカやクジラのような動物のものだったりするので、そこで違うとわかる。
「テレビやラジオの類がないのか」
「あ、失念しておりました。すぐに作ります」
レイの声が聞こえてくると、台所のところには昔懐かしい四角い筆箱のようなラジオが1つ。
ベッドの枕元にある壁には、40インチか45インチくらいの大きさの壁掛け液晶テレビ。
そして部屋の隅に机とゲーミングチェアが現れたと思ったら、机の上には25インチくらいの薄型モニターが2つ横並びに登場した。
机の脚を入れるための下の空間に本体が置かれているようで、ケーブルが走っているのが見える。
ただ本体自身は俺が立っているところからは全く見えなかった。




