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第27話
「では、この薬を飲んでください」
白色の小さな錠剤1つと、青色のカプセル、赤色のカプセル、合わせて3つが渡された。
「はい」
紙コップに水が入れられていて、それで飲めということらしい。
グッと一気に飲むと、それからは流れるように人がすっぽり入るような大きな装置の中で寝るように指示される。
「次回、現実に起きてくるのはおおよそ1週間後となります。では、よい眠りを」
装置の中は最初は室温と同じであったが、徐々に背中から暖かさを感じる。
呼吸が落ち着いてできるようにマスクや、ほかのいくつかの装備がつけられている感覚があったものの、それを払いのけるような余裕もなく、ただ俺は眠りはじめた。




