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第25話
「地下5階です。ここに研究室の本体があります」
彼女がエレベーターが止まるとすぐに教えてくれた。
つまり、ここで説明を受けた世界への旅が始まるということになるのだろう。
チーンと到着したことを告げる電子音とともに、エレベーターのドアは音もなく開いていく。
「お待たせしました」
彼女が自分らが到着したことを、中にいる人たちへと教える。
「待っていました。こちらへ」
待ち構えていたのは今まで見たことがない、どうやら国連の職員らしい。
更衣室、と英語で書かれた札がかかった部屋へと、真っ先に自分を案内する。
「これがカギです。睡眠装置まで一緒にもってきてください。ロッカーの指定された番号の中に、必要な着替え一式がありますので、そのすべてを着用してください。それ以外については必要なもの以外は全てロッカーにしまって必ず鍵をかけてください」
「わかりました」
自分は言いながら職員さんからカギを受け取り、更衣室へと入った。




