臆病な自分にさよならを
苦手な環境、苦手な居場所、逃げ出したくて選んだ行き先。
宮代そよいは孤独に苛まれながらも高校受験まで耐え抜き、残りは合格発表を待つのみとなっていた。
そんな受験日当日、居候させてもらうお家へと向かっていると、バス内で出会った彼──三原綾人と目が合ってしまっては涙を流すその姿を目にしてしまう。
同じような境遇なのかと思ってしまうその涙からの出会いは、彼と共に一つ屋根の下で過ごすことになりそうで、思いを打ち明ける大切なきっかけとなる。
温かみに触れれば望んでしまう。会話をすれば少しは小突いてしまう。戻ってしまえば名残惜しいと感じてしまう。
これは少し重くも打ち解け合う、恋物語。
第一章
1 現状
2024/11/18 06:00
(改)
2 恥ずかしい出会い
2024/11/19 06:00
(改)
3 羞恥を胸に
2024/11/20 06:00
(改)
4 突然の訪問
2024/11/21 06:00
(改)
5 お試しで
2024/11/22 01:07
(改)
6 友人
2024/11/23 12:06
(改)
7 沈み
2024/11/24 00:21
(改)
8 食卓を囲んで
2024/11/25 00:45
(改)
9 彼女の事情
2024/11/26 20:21
(改)
10 砕ける印象
2024/11/28 18:40
(改)
11 名残惜しさと疑問
2024/11/30 10:53
(改)
12 残り少しの中学生活
2024/12/03 19:23
(改)
13 不透明な憧憬
2024/12/05 18:56
(改)
14 歓迎はできそうになく
2024/12/08 20:19
(改)
15 頑固者
2024/12/11 20:43
(改)
16 善意の元で
2024/12/14 23:34
(改)
17 いってらっしゃい
2024/12/17 07:54
(改)