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粉ゆき  作者: すすきの
2/2

粉さとう

白い

しろい…

しろい


白いが広がっている

白いとは……

ここまでくると白いが本当に色のしろを表しているのかよくわからなくなってくる。


そんなことは置いておいて

今わたしは新しく降り積もった白い砂糖の上をザクザクしている。

赤い暖かいジャケットを着ている

心置きなく砂糖を踏むための長靴も履いている

目の前はずーっと白


砂糖はふわふわしている

触るとさらさらしている

そして冷たい

楽しい

すぐに手足の先と鼻の先が冷たく凍る

赤くなる

家が真後ろにある

入ればすぐに暖まることができる、贅沢


今わたしがここに存在しているのか曖昧な気持ちになる

夢ではなくて、そう言った空想

よくわからない妄想

自分が他の人間とは違うと思いたい願望のような


砂糖はかき氷のようで

かき氷は夏の食べ物で

お椀に砂糖を入れて雪をかけて食べてみたけれど美味しくはなかった

雪も砂糖も白かった

お椀の内側だけが赤かった。

後から砂糖には色々な汚いものが入っていることを聞いて、お腹を壊さなくてよかったと思った。


ここまでで砂糖と雪が逆になった

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