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ぼくの送る手紙

素敵な誕生日ケーキ

作者: 月花 珊瑚

ぼくの友達と私の大親友に続く、奥さん視点のお話です 

私の夫は変わっているがとってもチャーミングだ 



そして、何より素敵な人だそんな夫の誕生日が今日だ、サプライズとしてケーキを作ることにした。 

夫の好きなチョコにイチゴが入ったケーキだ そんな私はお菓子作りがとても下手だ 


すべてを目分量で作くてしまうからだ。 料理なら何とかおいしいものは作れる応用が利くが、

お菓子作りは全く駄目だ……。

 

クッキーを作れば練りすぎたコンクリートのようだクッキーに歯が負けそうになった 

そんなクッキーもおいしいと食べてくれる夫がココアに浸して柔らかくこっそりとしているのも知っている 

ねぇ、素敵な人でしょ 



そんな夫には友達というより恋人かと思うくらい親密だったロボットがいる


初めて会ったときコッソリと「私、実は大親友なんです」と言ったときのいたずらっ子のような顔を私は忘れないだろう 


 それはともかくとして夫の大親友の彼とケーキ作りに挑もうとしている  

「準備はできましたか?」という彼に「えぇ」と少し負けないわよという気持ちが出るのは 

彼を、ライバルだと思っているからかもしれない

夫を取り合うライバルとして彼の大切な親友を認めているからだろう 

一緒にケーキを作っていくと案外彼にとってもにがて分野だったみたいだ 

「ケーキキットから作るんです それなら、5分で出来上がるんです そもそもこんな原始的な作り方で作っている日は今どきいませんから」と必死に言う目の前の一緒に作ったケーキは、生クリームを混ぜすぎて硬くなりもろもろしているチョコケーキを見つめて、彼を見ると目が合う

 

 思わず吹き出しながら笑う私たちの声にちょうど帰ってきた夫が「楽しそうな声が玄関まで聞こえてきたぞ」と言いながらキッチンを見る  

思わず、サプライズがバレてしまったが、二人で大きな声で「サプライズ!!誕生日おめでとう!!」という  

そんな私たちを見て笑う素敵な夫と夫の大親友と私のお話 日記のタイトルは 

「素敵な誕生日ケーキ」にした



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