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ミシヤソレトモワカヌマニ

作者: ばーでーん




静かな森の中で

風がそっと囁く

生態の移変りを

木々の葉の色が語る


見つめていれば見えるのに

時の流れに見逃してしまう



朝川の靄の中に

視線をあつめて

水の循環の恵を

霧と雲の白さが語る


見つめていれば見えるのに

時の流れに見逃してしまう



鳥たちの飛来が

大空に響き渡り

多様性と調和を

鳴き声と求愛が語る


見つめていれば見えるのに

時の流れに見逃してしまう



鮮やかな花々が

彩り豊かに咲き

繁栄と逞しさを

存在そのものが語る


見つめていれば見えるのに

時の流れに見逃してしまう




こうして今年も過ぎていきます。


お読みいただきありがとうございました。



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― 新着の感想 ―
逆説的かもしれませんが、穏やかな時間を感じます。毎日は「クモガクレニシヨハノツキカナ」というくらいに、あくせくと時間に追われていますが、こんなのんびりとした時間を持つことは、今ではなによりの贅沢かもし…
本当ですね。目にうつっていても、見ようとしなければ、見逃して損してしまう素敵な情景が数えきれないほどあるのでしょうね。 叙情的で素敵な詩でした(^^)
静かな森、そっと吹く風。木々の葉の色の移り変わりに、朝靄の霧と雲の白さに、鳥の行き来と鳴き声に、彩り豊かな花々に。 見しやそれとも分かぬ間に流れゆく「時」は、見つめていればきっと気づけたはずで。その…
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