すべては豚骨ラーメンのせいです
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よろしくお願いします(ノ˶>ᗜ<˵)ノ
「あぁー!うますぎー」
と声を出したくなるほど美味い
健康診断があったから体重を減らすために頑張って、今ここにいる
「ここのラーメン美味しいんだよねー」
脂がのっててちょうどよい味…!
(今日ははじめて豚骨ラーメンにしてみたけど、お腹痛くならないかな?)
まぁ大丈夫か!
「ご馳走様でした!豚骨ラーメン美味しかったです」
とまあ少し贅沢してから帰宅しようと思った時…
光が私を包んだ
(ん…ここどこだろ)
「んーっと…ここは…ん?」
起き上がって観察をしてみると、見たことの無い部屋の中で私は寝てしまっていたらしい
「まるで異世界みたいだなー」
風景はまるでゲームの街並みだ
夢でも見てるのかとも思ったが、さすがにここまで現実感があると夢では無いとすぐ分かった
「もしここが異世界でも私がここで寝ているのはさすがにおかしいよね…」
お金とか払ってないし、そもそもここのお金が日本のお金とは限らない
しかも、もしかしたら異世界には日本語ではない、異世界語…なんてあるかもしれない
「どうしたらいいの…!?」
そんな事を考えているとお腹に激痛が来た
「あぁ…そういえば脂マシマシの豚骨ラーメン食べたんだった…(諦め)」
今することは異世界の情報を探すより、トイレを探すことだ
ここは宿屋のようだ
「ありがとうございましたー」
「あの!トイレ、トイレはどこにありますか…!」
そういうと受付の人は
「トイレは王宮にしかありませんよ」
「ここは貧乏な国ですから、トイレはまだ王宮にしかつくられていないです」
え?
「え?…王宮ってどこにありますか…」
一応聞いてみる
「今は王子が国への報告を国民にする為にここの近くの広場にいますよ」
「王宮に行くためには王族の方に話しかけて、許可を貰えれば入れますので」
今は本当にお腹が痛い…外でしたら絶対…
(考えたくもないわ!!)
「ありがとうございます…」
走って広場を探してみる
(いた!)
王子がなにやら話をしているようだ
(顔はイケメンだし、心もイケメンかな?)
そんな想像をしなければ良かった
「すみません…王室のトイレをお貸しして貰えないでしょうか?」
小声で言うとイケメン王子は振り返って言った
「庶民は外ですればいいじゃないか」
(コイツ…!)
しれっと、そっけなく、冷たい声でしかも『庶民』!!!
コイツ許せない!私のお腹の痛さをどれだけ軽く見ているのか…
王子という存在ということも忘れて私はつい言ってしまった
「あなたは私の事知らないですよね!私がこんなにお腹が痛くなったのに拒否するなんて、王子だとしてもおかしくないですか!?しかもあなたがお腹が痛くなったら何も言わずにトイレ行きますよね?私は王子にお腹が痛いということを伝えてまで貸してもらおうとしているのにあなたはそんな事を何も考えずに簡単に拒否するんですね!王子は庶民の事を一番に考えていると思っていたのに残念です!もうトイレに一生行かないでください!トイレも迷惑です!」
何を言っているのかもよく分からないくらいに大声で喋ってしまって、さすがに私も恥ずかしくなって王子をチラッと見ると、王子は顔を赤くして言った
「…王宮に来い」
(やばい…顔が赤いってことは王子もさすがに怒った!?)
私、どうすればいいの…?
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