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僕の愛しい恋人  作者: LEON
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第六章 アメリカ大陸へ



1951年 5月9日 


彼女が来てから早かれ、4ヶ月が経った。


彼女は部下のアイヒマンよりも仕事ができるようになった。


まったくアイヒマンには働いてもらえなければ。


「アイヒマン、ここの収容所を離れるのは嫌か?」


私はそう問う。


「いえ、いやではありませんが2年も勤務していたので、実家のような安心感がありました。」


彼はそう言う。


「まぁ、安心してくれアメリカでの任務は更に楽しくなるぞ、ホットドック食べ放題さ、

ビールもできるるかもしれないぞ?。」


彼を安心させるため、私は笑顔でそういう。


我々はこれからアメリカ国家弁務官区へ行かなければならない。


そのためにこのユダヤ共がいるところからこの収容所から。


「そうですね、わかりました。アメリカでの任務を楽しみましょう」



「わかった、外にあるフォルクスワーゲンに乗って空港に行こう。」


外ではエリカが待っている。春だ花粉にやられたら仕事に支障が出てしまう。


「待ってくれてありがとう、エリカ」


外にあるフォルクスワーゲンにアイヒマンと共に行き、待ってくれていたエリカに感謝の念を述べる。


「いえ、大佐。私は命令を遂行したまでです。」


彼女はそう言う。


「…………。まぁいい、車の中に行こう」


私達三人は車の中に乗り込んだ。


「運転手、車を出してくれ」


私は運転手にそう告げる。


「わかりました、大佐殿」


運転手の親衛隊隊員は車を発進させた。


「さらば、愛しい収容所よ。」


私は心の中でそう呟く、もしかしたら声に出てたかもしれないが。


三時間近く走っているだろうか、旧ベルリン

今で言う、ゲルマニアの美しい景色が目に映る。


正直言って、5年前のことを忘れられない。


部下のアイヒマンはぐっすり寝ているようだ。


一方エリカは…、何故か俺の腕を抱えながら

コアラのようにして眠っている。


彼女は何を考えているかわからない。

まぁ…、年頃なのかもしれん。


「大佐殿、ゲルマニア空港に付きましたよ。」


運転手の親衛隊隊員が言う。


「わかった、ご苦労」


部下のアイヒマン、エリカを起こし車から出る。

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