第三章 過去の傷
病室に入る。
「やぁ…。エリカ」
「ヨアヒム・オイゲン・ゲート大佐どうしてこちらに?。」
「ヨアヒムでいい…。部下が怪我したっていうからな。上司としての誠意ってやつだ。
ところで?。あのユダヤ人はどこに?」
「それなら、外で足を引き釣りながら労働をしていますよ。」
「そうか、ありがとう。
あ、そうだ…。今晩の21時に所長室に来い。話がある」
彼女にそう言い、病室を出る。
「アイヒマン。銃の弾を確認しろ、」
「わかりました大佐」
部下のアイヒマンは忠実だ…。
まぁ…。そこは置いておこう…。
「よし、足を引きずっているユダヤ人を探せ。撃ち殺していい」
「了解いたしました。大佐」
そう言いながら、ユダヤ人を一人撃ち殺す。
周りは悲鳴に溢れているが、アイヒマンは
ユダヤ人を一人、また一人撃ち殺す。
「まったく、殺し過ぎだ。私の分がないじゃないか。」
自分は冗談まじりにこう言う。
「申し訳ありません。大佐」
「まぁ、いいさ。気をつけてくれよ」
私はアイヒマンに笑いながら言い、ユダヤ人を撃ち殺す。
「昔は血濡れに鳴るのが嫌いだったが、
今になると最高だな……。アイヒマン。」
1945年 ベルリン
「いいかい?。エリカ…。僕が君を守る
一生な。わかったか?。」
僕はこうゆう。彼女に寂しい思いをさせないために。
「本当に?」
彼女は聞いていくる。
「本当さ、」
僕はこう答える。
「さぁ…。戻るとしようアイヒマン」
私はアイヒマンに言う。
「わかりました。大佐」
アイヒマンはそう言い付いてくる。
21時。
「そろそろだな…。」
自分の腕時計を見て、呟く。
21時半…………。
「あれ?……。来ないな……。」
22時半
「今日はもう忙しいから寝るか」
結局来なかったか…。
まぁ…。いいか……………。