プロローグ
プロローグ
1945年…。ベルリン
これは自分とって嫌な年だった。それと良い年でもあった。
自分の名前は、ヨアヒム・オイゲン・ゲート
当時は親衛隊少尉だった。
あれは、ある一人の少女との出会いがきっかけだった。
瓦礫だらけのベルリン、あたりは一般人や
親衛隊隊員、国防軍兵士……。子供も含まれていた。
毎日ボリシェヴィキの兵士達が戦友を殺していく。
自分のゲヴァーア43もボロボロになっていった。
「お母さん…。ねぇ、お母さん」
ある少女が倒れている母親を、揺さぶっている。
前には、ボリシェヴィキ共がppsh42を乱射しながら迫ってきている。
自分咄嗟に少女の方に行き、
「お嬢ちゃん、危ない」
咄嗟に少女を抱きかかえ、建物内に逃げようとした瞬間、ppsh42の弾丸を足に受けてしまった。
軍服には、血溜まりが出来てしまったが
この少女のためなら、死んでいいと思った。
足に力が入らないが建物内に避難できた。
「お嬢ちゃん、もう大丈夫だから安心してくれ」
安心なんてできない、だが目の前の少女を安心させたい一新でそういった。
少女は、血溜まりができた足をただ見ていた。
あれから、数週間後。
ソ連軍の構成が打壊した。
その後、ドイツ軍による。「春の目覚め作戦」が結構され、モスクワに鉤十字をかけた。
自分と少女は他の親衛隊師団とに救われた。
少女は施設に行った後、祖母と祖父に引き取られた。
自分は軍医病院で治療を受けた。
あれから5年余りが経過していた。
「今日もユダヤ人共がうるさいな」
自分はそう部下に言う。
「この気温ですから当たり前ですよ」
部下はそう答える。
「そうだな、」
「そういえば、今日新人の親衛隊隊員がこの収容所に来ますよ。」
「そうだったな、どんなやつだろう」
これが5年越しの再開になるなんて、誰が予想したことか……。
読んでくださり光栄です。
次話も楽しみにお待ち下さい