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二人暮し

作者: 狐

横になる

少し手を伸ばせば星を捕まえられそうな幻想的な気持ちだ。


座ってテレビを見る

現実だ。無意味だ。無関心だ。


雨が降るのを3角座りで感じてみる。

濡れない。雨が屋根に降る。

自分が外ではなく中に在るのだと実感する。いい気持ちだ。


2人で座って話をする

ぎこちない。相手が何を話したいのか分からない。

何より自分が分からない。オドオドしている。

情けないと後悔する。


やけ食いする

別に自分だけのせいじゃない。

相手だって。

飯が美味い。

情けない...。


〇〇

1人より2人の方がいいと聞くが...。

経験がない。

別に興味無い...。そんなことも無い...。


どうしようもなく俺はこいつをヨリドコロにしている。

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