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君へのラブレター(仮)  作者: 時雨
はじまりの映画
4/17


映画を見終わって明るいところへ出る。あのキャラクターかっこよかったよね、と私は興奮しながら彼に話す。(あ、今笑ってくれた。)それにしても作画綺麗だったね、ゲスト声優意外とうまかったなぁ、あそこはこうしてほしかったよね~、と車の中でまた映画の話で盛り上がる。気が付いたらもう16時。とても微妙な時間だけど、お腹もすいたので近くの100円回転寿司に入った。私は大の100円回転寿司好きなのだ。100円だからと侮るなかれ。最近の回転寿司は結構おいしいし、ましてやレーンに寿司が回転していないところも!私が一番好きなネタは「サーモン」である。サーモンといえど色々あって、「あぶりサーモン」「トロサーモン」「オニオンサーモン(私は生たまねぎ食べられないが)」「サーモン中落軍艦」などなど種類も豊富。サーモン愛について熱弁すると、彼の好きなネタは「イカ、タコ、エビ」ときた。私が回転寿司で頼まないものだった。(寿司ネタの趣味、全く合わない……)それでも、なんだか彼とお寿司を食べていると楽しかった。


……楽しかったのだけど、私はなんと4皿分しか食べられなかった。いつもなら8皿くらいは食べられるというのに……、昔から私は異性と2人きりで食事をすると、緊張してしまい喉を通らなくなってしまう厄介な特徴があった。だが、彼に対しては異性だと思っていないようなものだったので、そんな心配は微塵もしていなかったのに、いざ食事の時間になったとき、4皿だけとなってしまった。これは私の記録上最も少ない皿数である。記録更新してしまった。


 食事を終えると、まだ時間があるからといい、すぐ近くのデパートへ行った。私は元ゲームセンターでアルバイトをしていた経験からか、ゲームセンターを見かけると、中に入りたくなってしまう。これが俗にいう職業病だ。(もうとっくにアルバイトはやめているのに……)彼とデパートに入っても同様の理由で、ゲームセンターに足を運んでいた。

映画のキャラクターも、もちろんゲームセンターの景品になっている。この景品は明らかに大人向けに作られたとわかるので、欲しくなってしまうが、ここでお金をつぎこむほどでもない。彼は「やらないの?」と残念そうに聞いてきた。お金が無限にあればやりたいところだけれど……。


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