むふふんなたわわん
夕飯の席にも、オッパイオバケが同席している。
何故だ?
幸子伯母さんと、話してる。
生徒の保護者と、学校の理事長のコミュニケーション?
カホちゃんは帰ってきてないが、りょう姉とサナが、対面で夕飯を食ってる。
俺もモソモソと夕飯を済ませる。
「ごっそさん。じゃ、俺等は、一度帰るから。また」
平八叔父さんが玄関で言ったわな。
背後には影の薄い父さんな大浜直足と、存在感有りすぎなオッパイオバケ。
「寝べ」
見送りしてから、朗兄と客間で……こら!
ジネン!
動けん!
『だから、細切れで起きてられるとかなわんと言ったろがよ!書き換えたけど、操ってちゃんと布団には入れといたぞ。起きる時に意識は戻すから寝てろ』
ジネン!!
頭からあの、オッパイオバケのたわわんが、離れんでマズイんだよ!
あの吐きそうなんでも、この際良いから、治めさせろ!
こら、返事をしろ!
無視するな!
ジネン!
うふふん……。
ぷるるん……。
あははん……。
たわわん……。
むふふん……。
ぬぷぷん……。
ぬるるん……。
ぬるるん!?
って、ぬるるんって何だよ!?
寝てて、ぬるるんはマズイだろ!
「あぁ?やっと起きたか?直、おはよう。朝だぞ」
朗兄の声がする
「あ、おはよう……?」
可哀想な子を見る目で視られてる気がするぞ?
「直、新品だ。それとこれをやろう。かえてこい!」
朗兄に、何かもらった。
なにこれ?
トランクスと流せるウェットティッシュ?!
アアアァ!
トイレ!
ダッシュ!
こんな事に成ってたとは!!
ジネン!
だから、あの時に、吐きそうなのでも良いから助けてくれれば良かったのに!!
『それは、文字道理朝の生理的な反応だ。朗も冷静に対応したろがよ』
……高1にも成って、みじめだ。