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神様は何時も裸足  作者: 柳井リュウ
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何だか違う気がする

彼女の2人や3人何とか成るって言わなかったか?

『その位なら、お前にぞっこんに出来るぞ』

俺に彼女を自分で作れって言わなかったか?

『そうだ。僕はお前に彼女を創ってやる事は出来ないぞ』

それは、矛盾してないか?

『いいや。まず、直が自分で彼女を作る。僕は、お前に出来た彼女が、お前にぞっこんに成るように、誘導する。これなら出来るぞ』

……つまり、俺に彼女が出来れば、後はジネンが書き換えるのかな?

『お前とのある程度の関連性が出来れば、お前に関する事のカウントになるから、お前に関する事しか改変できない僕だって改変が出来るようになるんだ』

ジネンがイメージ内で、ふんぞり返ってる。

ふんぞり返るほどの事か?

第一歩が俺まかせって事は?

『もう関連性のある相手なら、書き換えるのは容易だぞ?どうだ?』

例えば?

『従兄弟同士は結婚出来るようになってるみたいだから、大浜直柔の従姉妹は、どうだ?才谷涼希に才谷沙凪、才谷可帆も居るな』

まてぃ!

りょう姉もサナも、才谷直影ん時の実の姉だ!実の妹だ!

それに、りょう姉は高2だし、サナは中2、カホちゃんに至ってはまだ、中1だ、子供に子供を産ませる気が!!

『いや、産ませなくても、良いと言っている。年下は何なら、ほら、涼希なら誕生からの周期も、良さげだぞ』

あのなぁ、実の姉に、惚れる奴がどこにいる!

特に、あんな鬼姉に!

『いや、才谷直影とは実の姉で近い遺伝子だが、大浜直柔となら従姉弟で、遺伝子もかなり離れているぞ。僕がお前の方を書き換えたからな』

また、イメージのジネンがふんぞり返ってる。

いくら遺伝子を書き換えて有るっつったって、俺はあの鬼姉と、恋には落ちないから!

元々が、姉弟だし!

『なら、やはり元々が、従兄妹の可帆か?』

妹のサナより年下の、ツルペタチビッコも論外だ!

『直、お前はそんなだから、書き換えの出来る相手が皆無なのだ』

なんか、ジネンに、ディスられてる気がするぞ!

俺の事を、神様からモテない君認定されたような?

『ディスって無い。すべて事実だ』

おい!何を!

「何をしてる?帰るぞ。直は家に泊まるよな?おーい!直足くん、直を明日、制服朝取りに連れてくから、安心してていい」

才谷本家の梅太伯父さんが声をかけてきた。

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