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第7章「夜襲」

はい!どうもディーです!

突如現れた混血サキュバス、召喚した奏太へ迫る報酬とは?…

そして、姫様の下へ駆けつけた謎の人物…

もう皆が揃いそうな第7章。始まります!

さっきまで通路一帯に広がっていたリザードマンは一瞬で消え去った。しかし終わったわけではない。また次のリザードマンがこちらへ向かってくる。

「あらあら、懲りない方達ですね~」

そういって混血サキュバスは蝙蝠を召喚し、リザードマンへぶつける。

「これは思ったよりも早くに魔力が切れそうですね~契約者様、ちょっと失礼♪」

混血サキュバスは僕と向かい合い、そして…

「いっただきま~す!」

唇を重ねた。

必死の抵抗も空しく、僕は初めての体験を悪魔に奪われた。あまりの快感に力が抜けていく。

「あら~…」


外が騒がしい。それもそのはず、今は奏太とガイダン達がこの部屋の前を守っている。

私はふと窓から空を見る。綺麗な夜空だ。空の美しさはどこの世界も変わらない。そういえば、兄様は言っておられた。『国民が夜空を見て綺麗だと思える時間の余裕がある国にしたい』と。今、国民達は夜空を見て綺麗と思っているのだろうか。

そんな感傷に浸っていると、屋根の方にて何かがうごめいている。あれはなんだ?赤い、まるで獣のような…

「…!」

リザードマンがこちらへ向かっていた。これはまずい。急いで窓を開け、護身用に置かれている剣で迎撃する。

しかし、圧倒的な物量ではこんなもの焼石に水だ。これは、覚悟を決めるしかない。そう思った。

その時、何かがリザードマンに刺さった。

「あれは…」

「ふぅ…間に合いましたか…」

「その戦闘スタイル…まさか…!」

「はい、私はレイカ様率いる隠密部隊、『陽炎(かげろう)』が1人、サクラと申します。ただいま、ゴルグ殿も施設に入り込もうとするリザードマンを一掃中です。」

「そうか、助かった…」

息つく間もなく、リザードマンはまた沸いてくる。

「どうやら、まだのようですね。」

「えぇ、そのようね。」


目を覚ますと、そこには山のように積み重なった灰と疲れきったガイダンとやけに艶々した混血サキュバスがいた。

「おや、契約者様、やっとお目覚めに?」

「あれ?リザードマンは?」

「私とこのおじさまとで片付けちゃいました~!」

「いえいえ、私はほぼ、このレディに任せっきりでしたので」

「あら、そういう世辞は嬉しいですね~それはそれとして、契約者様♪?」

「ん、な、なんだい?」

「報酬、いただきますね。」

いったい何を払えばいいんだ。

「大丈夫♪報酬は簡単♪私と◯◯◯してください♪」

「…は!?」

「そんなわけで、そ~れ!」


「ここは?」

「私の編み出した空間結界、ここには誰も踏みいることはできませんし、時間の流れもこちらの方が遅いです♪さぁ、そんなわけですので、存分に肉欲に溺れてくださ~い♪」

そこから先はもう覚えていない。

最後にかろうじて聞いたのはこれからもよろしくお願いしますね♪ご主人様♪だった…

如何でしたでしょうか。

さぁ、奏太は一体何されたんでしょうかね~

路線が危うい方向へ…

次を楽しみにしていてください!

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