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本日意識高い系のラーメンを食べたワケだが。

意識高い系のラーメンって結構はずれるよね

お仕事で待ち合わせの時間に間があり、お昼を食べておこうということになり


出張先周辺の店を探索することになった。


自分「孤独のグルメ」の大ファンであり、このシュチュエーション・・・たまらない!


とゴローさんになった如く、お店発見のワクワク感を胸に かのBGMを脳内に響かせながら


徒歩にて 昼飯を求めるミッションが開始されたのであった。


目についたのは いかにも意識高い系のラーメン屋であった。


なになに?麺は自家製麵の自前、スープは 鶏・豚・しいたけのみならず海鮮・貝類からとったダシ


が自慢の多味混在のうまみ強化系と。食券機には一番が塩味で、醤油は2番目。


そのあとに、つけ麺と油そばが続く。うーんどうしたものか。


ここは素直に推しの塩味のラーメンにしとくか。特製ならワンタン・チャーシュー増し・・・。


いや、がっつり食いたいワケではない。自分はゴローさんにはなれん。


まあ1番の塩ラーメンにしとくかと。


店内に入ると 元気のいいあいさつで店員が応対し、食券を差し出したとたん


「〇〇ふとめんと、ひらうちめん どちらになさいますかあああ?」と滑舌の悪い声が飛んできた。


面くらってしまい最初が聞き取れなかったモンで「平打ち麺で」ととっさに答えた。


オーダー入りましたとばかり調理場にひっこむ店員。製麺のスタッフとマンツーマンのようだが


実質ワンオペか、昼時に すきやも真っ青のオペレーションである。


5分ほどで ラーメンは仕上がり おまたせしましたーとばかり 金の盆にどんぶりが上げられ


「塩ラーメン」が目前に着丼した。まずはとばかりにスープをすする。


ぬるい、とちょっと眉をひそめたが具材のせいで温度が下がったと見えて中身はそれほどではない。


しかし・・・。多味混在とは言え これは塩ラーメンのスープなのだろうか?


なんか街中華のなんか本格系の広東系かなんかにありそうな中華スープみたいな味のような


デジャブはあるのだが、トリガラとか、白湯とかでは決してないのである。


平打ち麺は自家製もあってモチモチで味は良かった、しかしながら自分は佐野ラーメンのような


ツルツルなめらか系が好きなので、コシがあるのはいいけどカン水多すぎじゃと少し残念だった。


意識高い系のチャーシューだが、これはダメ。スープに決定的に合わない。単体ではいいんだろうけど


味がスープと真っ向から反発するのである。もっと油がっつりな次郎系の豚ならいいのにと


これにはダメ出しをした。普通のでいいんだよ普通ので。


この印象はのちのネタバレのヒントになるのだが。


でもってメンマはまったくもって「普通」であった。チャーシューじゃなくて味玉でいいんじゃね?


という 「意識は高いんだがなんか違うラーメン」を食して店を出た。


実はこの最初のスープの味の「デジャブ」が気になり麺を食したあとも何度かスープの味を確認したが


この時点ではその「謎」は解けることがなかった。


その後、出張先に戻りながら、自分はごくオーソドックスが好きなことと、町中華や本格中華が使う


乾貨はやっぱ味が違うなあと中途半端なスープの味を思うのであった。


この「乾貨の味」もネタバレのヒントになるのであった。





そして・・・・。ネタバレは、帰りの高速道路を運転するなかで突然「味の答え合わせ」が降臨する。


       あのスープの味、中華丼のあんかけとそっくりだわ。


そりゃ、がっつりラードの豚バラだの、中華乾物の味を思い出すわけである。


豚バラともやしを炒めて、あのスープに香醋と片栗粉を溶いて煮込めばさぞうまかろうと


つぎにあの店に 豚バラもやしラーメンがあることを切にねがうのである。




あの店 実は 油そばや つけ麺で有名なところだそう。そういやとなりのあんちゃんや、横の席の

おっちゃん油そば食ってたわ。なら店先にデカデカ「塩味ラーメン」の看板出すなよ。


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